「イタリアの食文化」をテーマに世界各地でフードマーケットを展開し、急成長を遂げている「Eataly(イータリー)」。
イタリア料理を提供するレストランだけでなく、チーズやワイン、イタリア雑貨など、イタリアに関連する商品が集結したお店です。
今トレンドの「フードホール」の先駆けとなったお店で、「フードホールを設立しようと思ったら先ずはイータリーを視察」と言われるほど。
そんな飲食業界から大注目の「イータリー」とはどのようなお店で、何がそこまで人々を惹き付けているのでしょうか?
Eataly(イータリー)とは?
イータリーは2007年にイタリアのトリノで誕生したフードホールで、現在では世界各地に展開しています。2017年には、イタリアの中でもグルメ都市として知られるボローニャ近郊に世界最大店舗となる「Eataly World」をオープンし、急激な成長を遂げています。
Photo: https://www.onetravel.com/
日本でも昨年東京・丸の内にオープンし、話題となりました。
イータリー人気の秘訣1:コンセプトに基づいた空間づくり
イータリーのコンセプトは「イタリアの食文化の魅力発信」。そのコンセプトに基づいて様々な食品を提供、陳列しています。
店の入り口には、イタリアの伝統菓子「カンノーリ」が並べられたカートがお客さんを出迎えてくれます。
店の中に進むと、焼きたてピザが楽しめるベーカリーや、シーフードサラダなどイタリアのデリを気軽に注文できるコーナーがあります。
そして、店の奥には本格的なイタリアン料理が食べられるレストランが用意されています。
肉や魚を始めとする食材も販売されています。天井から肉がぶら下がった装飾など、細部にこだわりを持つ店内はは歩いているだけでも楽しい時間を過ごすことができます。
木箱に並べられたカラフルなフルーツや野菜など、まるで本当にイタリアの市場にいるかのような気持ちにさせてくれ、楽しく心地よい空間を創り出しています。