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自分の声が好きな人はモテる?専門家に聞く恋愛における「声」の重要性

2019.02.10

最近では、友チョコ・義理チョコなど友人・知人間でのコミュニケーションツールとして利用されがちなバレンタインデーのチョコレートだが、中には、大切な人に想いを伝えるためにチョコレートを用意するという人もたくさんいることだろう。

では実際のところ、バレンタインに大切な人へ想いを伝えたいと考えている人はどれくらい存在するのだろうか?

今年のバレンタインに大切な人に気持ちを伝えたいと思っている未婚女性は55.8%、既婚女性は76.0%、全体で65.9%。

ゴディバ ジャパンがアンケートを実施して調べてみたところ、今年のバレンタインに大切な人に気持ちを伝えたいと思っている未婚女性は55.8%、既婚女性は76.0%、全体で65.9%だった。

伝える相手は、未婚女性であれば「恋人」、既婚女性であれば「配偶者」が最も多く、次いで「両親」、「同性の友人」という結果に。

一方で、未婚女性で「片想いの相手」に気持ちを伝える人はわずか2.9%。バレンタインデーは恋愛の相手に限らず、家族や友人など、周囲の大切な人に気持ちを伝える日と捉えられているようだ。

大切な人に気持ちを伝える手段は「直接会って伝える」「メールなどのテキストメッセージ」が多数。

普段、大切な人に気持ちを伝える手段としては、恋愛の相手・パートナーや家族に対しては「直接会って伝える」が最も多く、友人に対しては「メールなどのテキストメッセージ」が最も多いという結果になった。

「プレゼントなどの物を介して」気持ちを伝える人も多く、手段としては「直接会って」「メールなど」に次ぐ結果となった。

一方「電話」は少数派で、様々な伝え方・ツールが存在する中、「声」をメインの伝達手段として選ぶことは少ないようだ。

伝達手段として「声」の重要度が低下傾向?

以前に比べて「声」に出して気持ちを伝えることが減ったと感じている人は、全体で56.1%だった。ここでも、気持ちの伝達手段として「声」の重要度が下がっていることがわかる。

一方で、恋愛においては「声」は大事なポイント!

気持ちを伝える手段として「声」の重要度が低下傾向を見せる一方で、恋愛の相手を魅力的だと感じる要素としては、「性格」「外見」に次いで、46.2%の人が「声」を挙げていた。また、66.8%の人が、「恋愛において『声』は重要な要素」だと回答している。

さらに、相手の「声」を魅力に感じたことで恋に落ちたことがある人は32.9%で、3人に1人が「声」がきっかけの恋を経験したことがあるようだ。

異性の「声」で魅力的に感じるのは「楽しそうな声」「自然体な声」

男女ともに異性の「楽しそうな声」「自然体な声」に魅力を感じるという結果になった。次いで男性は女性の「元気な声」、女性は男性の「低い声」を好むようだ。

「声」がいいと思う有名人は、「玉木宏」、「新垣結衣」。

女性が「声」に魅力を感じる男性有名人は、1位「玉木宏」(理由:やや低めで色っぽい、聞きやすい、落ち着きがある、など)、2位「高橋一生」(理由:低くて落ち着いている、優しい声、など)、3位「竹野内豊」(理由:渋い、安定感がある、重低音がいい、など)という結果に。どうやら女性は「低い声」に惹かれる傾向があるようだ。

一方、男性が「声」に魅力を感じる女性有名人は、1位「新垣結衣」(理由:女の子らしくて可愛い、外見と声が合っている、など)、2位「石原さとみ」(理由:艶がある、色気がある、など)、3位「綾瀬はるか」(理由:明るい、癒される、など)となりました。「外見や雰囲気とマッチした声」というのがポイントなのかもしれない。

自分の「声」が好きな人は、そうでない人よりもモテやすい?

自分の「声」が好き、気に入っている人は23.6%で、自分の「声」があまり好きでない人の方が圧倒的に多いようだ。

一方、自分の「声」が好きと回答した人がこれまでに告白された回数は平均7.6回で、そうでない人の平均4.5回の約1.7倍ということが明らかに。やはり「声」と「恋愛」は深く関わっているようだ。

恋愛学者・森川友義先生に聞く、恋愛における「声」の重要性

恋愛で「視覚」の次に来るのが「聴覚」

恋心と「声」には大きな関係があります。素敵な声を聞くとドキってしますし、「あなたが好きです」という告白もトキメキますね。

そもそも恋愛は「五感」を使って行なうものであることはご存じでしょうか?まず目でみて相手の見かけをチェックしますが、これは「視覚」です。

視覚的に合格すると「はじめまして」と話しかけて、お互いの声を聞き、性格や知性や価値観を確認しあいます。これは「聴覚」を使って相手を篩(ふるい)にかける行為です。

会話が弾むと、距離を縮めて会話するようになるのですが、これは相手の体臭を嗅ぎたい(「嗅覚」)という無意識の欲求の表れです。

相手のにおいに合格すると、デートして手をつなぎ(「触覚」)、さらに仲良しになるとキスをする(「味覚」)というプロセスになっています。

五感、つまり目や耳や鼻や手や口を使って、相手が自分にふさわしい異性であるかをチェックするのが恋愛のしくみというものなのです。

この五感の中で視覚の次に来るのが「聴覚」つまり声(と耳)です。声そのものである声質、声の大きさ、会話における間の取り方も重要ですが、声を通じて知ることができる性格などもそれ以上に大切な情報です。

「声」の魅力は声質だけでなく「話す内容」も

アンケート結果にあるように、声で喜怒哀楽を表すことができます。悲しいときは涙を流すばかりでなく、「悲しい」と言葉にすることもできるし、うれしい時は満面笑みを浮かべつつ「幸せ」と言葉で表現することもできます。

また、ユーモアにも言葉が必要で、「笑い声」は非言語ですが、聴覚的に訴えるものであり、好まれるものです。

さらに、楽しければ「楽しそうな声」、夢を語るときには「熱意のこもった声」にもなるものです。

声によって、男性は、ユーモア、男らしさ、優しさ、自信も表現でき、他方、女性は美しさ、女らしさ、色っぽさ、うれしさなどを表現して男性を惹きつけることができます。

つまり、自分の魅力は、声質ばかりではなく、話す内容によっても創り出すことができるということです。

声が素敵で話す内容も素敵だったら、相手は恋心を抱くこと、間違いありません。自分も魅力的でありたいし、相手にもそうあってほしいものですね。

恋愛成就だけでなく継続における「声」のパワーは大きい。「声」に出して気持ちを伝えよう

なお、声に惹かれて、お互いに恋心が芽生えて相思相愛になると、恋愛は長続きします。なにしろ、声は毎日聞くもの。

話す声と語られる内容が素敵だったら、ずっといたい、離れたくないと思うことでしょう。見かけは衰えるのが必然ですが、声や性格はそういうことはありませんしね。

前述したように「愛の告白」は言葉にすべきものです。最近ではメールで告白する人もいますが、「あなたのことが大好きです」のメッセージは、表現はさまざまでも、声によって伝えてもらいたいものです。

声が震えてもかまいません。普段より小さい声になっても致し方ありません。勇気を出して、ぜひ、声に出して告白したいものです。人を本当に好きになるってことは、人生の中で滅多にあるものではありませんので。

森川 友義 もりかわ とものり
早稲田大学国際教養学部教授。政治学博士。1955年群馬県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ボストン大学政治学修士号、オレゴン大学政治学博士号取得。国際農業開発基金等の国連専門機関に勤務。アイダホ州立ルイス・クラーク大学助教、オレゴン大学客員准教授を経て、現職に至る。専門分野は政治学、恋愛学。早稲田大学にて開講の「恋愛学入門」は学生から絶大な支持を得ている。「恋愛学」の著書としては『一目惚れの科学』(ディスカヴァー携書)、『結婚は4人目以降で決めよ』(新潮社文庫)等がある。

<調査概要>
•調査対象:20~30代の男女(各208名、計416名)
•調査方法:インターネット調査  調査期間:2019年1月12日~14日

出典元:ゴディバ ジャパン株式会社

構成/こじへい

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