食堂車もチェック
ここからは、「瑞風」の設備を見てまわろう。
6号車には「DINER PLEIADES」がある。この名前、実は鉄道ファンにはとても嬉しい名前なのだ。「瑞風」は2015年まで大阪と札幌の間で運行されていた「トワイライトエクスプレス」の伝統と誇り、そして列車名を受け継いでいる。その先代に連結されていた食堂車の名前も「瑞風」と同じく、「DINER PLEIADES」という呼称が使われていたのだ。
こだわりの食事が楽しめる「ダイナープレイヤデス」キッチン横の通路では調理の様子が見られる
オープンタイプのキッチンを採用したため車内調理の様子もうかがえ、また、一部のコースでは車内で本格的な鍋! も楽しめる。ちなみに、先代トワイライトエクスプレスの食堂車は現在、京都鉄道博物館で展示保存されているので、機会があればご覧いただければと思う。
ラウンジカー
隣の5号車はラウンジカー「SALON DE L’OUEST」となっており、こちらでは24時間いつでも楽しめるバーカウンターや椅子に腰掛けて行う「立札」形式の茶の卓、木を多用し落ち着いた雰囲気のサロンスペースがある。
バーカウンターは各種アルコールに加えてオリジナルカクテルも用意されている。普段サービスクルーとしてバーカウンター立たれている福井麻衣子さんにおすすめを伺うと、「列車のカラーをモチーフにした『瑞風』がおすすめです」とニコリ。
シェイカーを振る合間に中身を尋ねると「ジン、抹茶、レモンと梅昆布茶です」と意外なお返事! 実際に飲んでみたところ、軽い口当たりで飲みやすいカクテルだった。