現代はデジタルな時代だからこそ、アナログのかっこよさを実感しやすい。しばしば「もう古い」と思われていたものが、再び脚光を浴びることもある。
日本のレコード全盛期は、60~80年代。その後カセットテープやCD・MP3など、メディアの変遷を経て、数年前から再びレコードに注目が集まっている。昔からずっとレコード好きな方は絶えず、数は減ったもののレコード店がなくならないのには、レコードならではの魅力があるからだ。
本記事では、レコード初心者の方のためにおすすめのレコードプレーヤーを紹介する。まずは今回紹介するプレーヤーの中から、ピンときたものを購入しレコードの音質を楽しんでみてはどうだろうか。
【目次】
・USB/Bluetooth対応のおすすめレコードプレーヤー
レコードプレーヤーおすすめメーカー
ここでは、おすすめメーカーのレコードプレーヤーを紹介する。最初の一台は、この中から選べば間違いないはずだ。まずは1台をじっくり使い倒してみて、自分の好みに合わせて他のメーカーのプレーヤーを試してみてはどうだろうか。
ION AUDIO(アイオン オーディオ) Max LP
ION AUDIO Max LPは、ステレオスピーカー内臓型のレコードプレーヤー。オーディオシステムを用意する必要がなく、これ1台ですぐにレコードを楽しむことができるのは、初心者には嬉しいポイント。しかも価格は1万円を切っており、「お試し」にもちょうど良い。
本体にUSB端子が付いており、アナログレコードをUSBケーブル経由でPCやスマホに録音することもできる。(ただし、iOS11以上は非対応)サイズは幅41.8cm/高さ10.3cm/奥行き38.7cm(W x H x D)、重さは約3.5kgとコンパクトで軽量。
出典 公式サイト|ION AUDIO(アイオン) Max LP
DENON(デノン)アナログレコードプレーヤー 木目 DP-500-M
DENON DP-500-Mは、「ハイ・トルクモーターダイレクトドライブ方式」を採用したレコードプレーヤー。別途オーディオシステムが必要だが、初心者でも扱いやすいと評判の名機だ。
本体の木目が美しく、高級感があるのも魅力の一つ。外部の振動を排除する「大型インシュレーター」を使用し、共振音(ハウリング)を防ぐ。重量は10.1kgとやや重めだが、その分安定性が保たれている。
出典 公式サイト|DENON(デノン)アナログレコードプレーヤー 木目 DP-500-M
Panasonic Technics(テクニクス)SL-1200GR
パナソニックの、Hi-Fiオーディオ製品ブランド「Technics」。SL-1200GRは、世界中で愛されているSL-1200シリーズの新たなスタンダードモデルとして登場した。日本の職人の手で組み立て・調整が行われているトーンアーム(レコードの盤面に刻まれた信号を読み取る部分)は、初動感度の良さは抜群。
2017年には「MJテクノロジー・オブ・ザ・イヤーアナログ部門」で優秀賞を獲得している。SL-1200GRの都会的なデザインは、インテリアとしてもおすすめ。
出典 公式サイト|Panasonic Technics(テクニクス)SL-1200GR
レトロさ重視な方におすすめのレコードプレーヤー
古いレコードを聴くなら、プレーヤーのデザインにこだわり、雰囲気も味わいたいところ。ここでは、レトロさを再現したレコードプレーヤーを紹介する。自分の部屋に合ったレトロなデザインのプレーヤーを見つけてみよう。
CROSLEY CR8005D
海外メーカーのCROSLEYは、レトロなレコードプレーヤーを豊富に取り揃えている。CR8005Dは、スピーカーを内蔵したスーツケース型のレコードプレーヤー。
レトロな見た目でありながら最新の機能も備えており、Bluetooth接続でデジタル音源をスピーカーから再生することができる。本体には、ボリューム調整・ピッチコントロールのつまみと、BluetoothのON/OFFを切り替えるスイッチを搭載。重さは2.49kgと軽量で、持ち運びにも最適だ。
出典 公式サイト|CROSLEY CR8005D
Pyle アンティーク風マルチレコードプレイヤー PTCD4BT
Pyle社のPTCD4BTは、アンティーク風マルチレコードプレーヤー。木製の本体と前面スピーカー部分のデザインが、レトロさを演出している。
PTCD4BTアナログレコードはもちろん、カセットテープ・CD・FM/AMラジオの再生にも対応。Bluetooth機能を使えば、スマホやPCなどのデバイスから音楽を再生することができる。5万円を切る価格も魅力の一つだ。
USB/Bluetooth対応のおすすめレコードプレーヤー
最近のレコードプレーヤーは、レコード再生機能だけでなくUSBやBluetoothなどのデジタル機能を兼ね備えたものも多い。「レコードの音をスマホで聴きたい」「Bluetoothスピーカーとしても使用したい」という方は、ここで紹介するおすすめレコードプレーヤーを選択肢にしてみてはどうだろうか。
TEAC(ティアック) TN-400BT
TEAC のTN-400BTは、Bluetooth対応のアナログターンテーブル。内蔵のBluetoothトランスミッターを使い、ワイヤレススピーカー・ワイヤレスイヤホンでレコードの曲を楽しむことができる。高音質なワイヤレス再生が可能な「QualcommR aptX?方式」「AAC方式」「BC方式」のコーデックに対応。
レコードプレーヤーの設置場所から離れたところでも音楽を楽しめるのは、Bluetooth対応のレコードプレーヤーならではのメリットだ。USB出力端子を使い、パソコンでレコードの音源を録音することも可能。
出典 公式サイト|TEAC(ティアック) TN-400BT
DENON アナログレコードプレーヤー DP-200USB
DENON DP-200USBは、USBメモリー対応のフルオートレコードプレーヤー。前面のUSB端子にUSBメモリーを差し、スタートボタン・録音ボタンを押すだけで、音源がMP3に変換される。USBメモリーをPCに接続すれば、MP3データを取り込むことが可能。
同製品には、レコードの無録音部分を検知しトラック番号や楽曲情報を取得するソフト「Trans Music Manager」が付属している。大切な古いレコードをデジかるかしておきたい方におすすめしたいプレーヤーだ。
出典 公式サイト|DENON アナログレコードプレーヤー DP-200USB
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/oki