ムダにしないように! ノートパソコンのメモリ増設のコツ
メモリモジュールの動作周波数は、モロにアプリケーションの動作に影響するが、基本的にはノートパソコン内部にあるマザーボードの仕様に準じる。無理して早い動作周波数のメモリモジュールを買っても、マザーボードの仕様がそれ以下の場合、その周波数でしか動作しない仕組みだ。
その容量は、32bitOSなら4GB、64bitOSなら2TBが上限となる。64bitOSであれば8GB以上、16GB~32GBあたりが狙い目だ。ある調査によれば8GBまでは速度向上が顕著だが、それ以上のメモリ増設では目立った効果が出ないという結果もある。少し先を考えて16GB、グラフィック系や動画編集アプリを使うなら32GBという選択が賢明だろう。
富士通製ノートパソコンのメモリ増設
富士通のノートパソコンは、下記のURLから各種モデルのマニュアルやサポート情報を得られる。現在の個人向けノートパソコンはLIFEBOOKシリーズとなるが、古いモデルは2GBまでしか増設できないものもあるので、このサイトからよく確認したい。
【参考】http://azby.fmworld.net/support/?supfrom=bc
Dell製ノートパソコンのメモリ増設
Dellは非常に製品数が多いので、型番をしっかり確認してからマニュアルをダウンロードしたい。以下に紹介するサイトではPDFとHTMLでマニュアルが提供されており、モデルごとのメモリ交換手順が確認できる。
【参考】https://www.dell.com/support/home/jp/ja/jpbsd1/products/laptop
Lenovo製ノートパソコンのメモリ増設
米国IBMの時代から中国企業となったLenovoまで、すべての製品は下記サイトからマニュアルを入手できる。
【参考】https://support.lenovo.com/bo/ja/solutions/ht100204
NEC製ノートパソコンのメモリ増設
NECも古くからノートパソコンをラインナップしていて種類が多い。下記サイトには電子マニュアルビューアという検索システムが用意されていて、PC-9800シリーズから現在の最新モデルまで、マニュアルを検索できる。
【参考】http://121ware.com/psp/PA121/NECS_SUPPORT_SITE/ENTP/h/?tab=SUP_Z_EMANUAL
東芝製ノートパソコンのメモリ増設
Dynabookをノートパソコンの代名詞にした東芝は、2004年1月以降発表の国内個人向けPCのみが対象だが、以下のサイトからマニュアルを入手できる。
【参考】http://dynabook.com/assistpc/check/index_j.htm
ASUS製ノートパソコンのメモリ増設
もともとは台湾のマザーボードメーカーだったASUSだが、現在ではパソコンからスマホまで幅広く展開するIT機器メーカーとなった。マニュアルをはじめ、更新ソフトウェアまで以下のサイトからダウンロードできる。
HP製ノートパソコンのメモリ増設
HPも古くからノートパソコンを販売するメーカーだ。下記サイトでは、販売終了から10年を経過していない商品の情報を検索できる。
【参考】https://support.hp.com/jp-ja/products/laptops
Apple製Macのノートパソコンのメモリ増設
アップル社製ノートパソコンのほとんどの最新機種は、購入するときにBTO(Build To Order)で増設する以外、あとからメモリの増設ができない。2012年以前のモデルであれば、下記サイト(MacBook Proの例)にあるように交換が可能だ。
【参考】https://support.apple.com/ja-jp/HT201165#1
少しのコツと注意が必要になるが、追加投資でメモリを増設すれば、古いパソコンもまだまだ元気に使えるようになる。「動作が遅いし、重い!」と嘆いて新品を買うまえに、古いパソコンのメモリ増設をちょっと検討してみてはいかがだろうか?
文/ねこリセット