スターバックス リザーブ ロースタリー
今年2月、東京・中目黒に『スターバックス リザーブ ロースタリー』がオープンする。焙煎工場を併設したスターバックスの新業態で、国内初出店。海外だと2014年にシアトル、17年に上海、18年にミラノとニューヨークで開店しており、中目黒は世界で5番目となる。
敷地面積は1200平方メートルでバスケットコートに例えるなら約3面分。その規模から通常の店舗とは異なることが窺い知れる。
「従来の店舗と違うのは、希少な豆を扱い、焙煎機があるという点だけではありません。生豆から1杯のコーヒーとなるまでを五感で体感できるワンダーランドのような場所です」と語るのはスターバックス広報担当者。
定番のエスプレッソベースのドリンクや、「リザーブ ロースタリー」でしか楽しめないオリジナルメニュー、アルコールなど常時200種ほどを展開。食事は、ミラノを拠点にしたベーカリー『プリンチ』のロッコ・プリンチ氏から直接指導を受けたベーカーらが焼き上げたフォカッチャやピッツァなどが楽しめる。
この店が日本のカフェシーンをどのように塗り替えていくのか、今後の動向に注目だ。店のオープンを機に、コーヒーブームが再来しそうだ。ハンバーガーに〝グルメバーガー〟という本格志向な路線ができたように、コーヒーの新分野ができるきっかけになるかも!?
2月28日中目黒にオープン
店舗は目黒川沿いで、デザインを手がけたのは、日本が誇る世界的建築家である隈研吾氏。
焙煎・抽出の作業を間近で目にできる(写真はシアトル店のもの)。
取材・文/森井真弓