「子どもが生まれた」「引越しをする」など、環境の変化をきっかけに電動自転車の購入を検討する方も少なくない。電動自転車があれば、普通の自転車に比べ体の負担が少なくなり、行動範囲もぐっと広がる。しかし、その価格は決して安くはない。後々後悔しないためにも、電動自転車を比較しておこう。本記事では、メーカー別・タイプ別のおすすめ電動自転車を紹介する。
【目次】
おすすめ電動自転車メーカーとその特徴
電動自転車の主要メーカーは、「パナソニック」「ブリヂストン」「ヤマハ」の3社。それ以外にも、海外メーカーも電動自転車を取り扱っている。選択肢はたくさんあるが、まずは主要なメーカーの特徴と主要商品をチェックしておこう。
パナソニックの電動自転車の特徴
家電のイメージの強いパナソニックも、電気自動車に力を入れている。「子乗せ」「ショッピング」「通学・通勤」などユーザーの生活シーンごとのブランドがあり、それぞれ豊富なラインナップが用意されている。デザイン性の高さもさることながら、それぞれの利用シーンに合った機能がしっかり備わっているのが、パナソニックの電気自動車の特徴だ。
Timo(ティモ)シリーズは、通勤・通学に適した電動自転車。「ロングモード」での走行なら、5時間の充電でおよそ71kmの走行が可能。内装5段変速機が搭載されているので、坂道の多い場所でも快適に走行できる。前方だけでなく足元を照らす「足も灯4-LEDビームランプ」と「オートライト機能」で、暗い道の走行も安心。
出典 公式サイト|Panasonic ティモ・DX
ブリヂストンの電動自転車の特徴
ブリヂストンの電気自動車は、デザイン性の良さに定評がある。さらに、多くの製品に「走りながら自動充電」機能が備わっており、充電回数が少なくて済む点も大きなメリットだ。また、充電時間が短く、フル充電での走行距離が長い点も嬉しい。
ステップクルーズeは、買い物・通勤に適したモデル。フレーム・サドルはもちろん、前カゴまでスタイリッシュなデザインでまとめられている。「エコモード」なら、4.1時間の充電でおよそ99kmの走行が可能。「走りながら自動充電」を活用すれば、さらに走行可能距離は伸びる。低床フレームが採用されているため、乗り降りもしやすく普段使いに最適。
出典 公式サイト|ブリヂストン ステップクルーズ e
ヤマハの電動自転車の特徴
ヤマハの電動自転車は、その軽さが特徴の一つ。また、バイクメーカーならではのポイントとして、カスタマイズしやすい作りになっている点も面白い。ブリヂストンが車体を担当し、電動部分をヤマハが提供している商品も多い。
PSAシリーズは、ヤマハの電動自転車の王道。大型の前カゴ(バスケット)や球切れせずペダルも重くならないLEDバッテリーランプは、通勤・通学に最適な機能だ。フル充電に必要な時間は4時間ほどと短めな上に、30分の充電で約20%が充電される。充電を忘れた朝でも、電動自転車の利用を諦めずに済む。
出典 公式サイト|PAS CITY-SP5
子供乗せにおすすめの電動自転車
子どもの送り迎えなどに、電動自転車の購入している方も多いだろう。「子ども乗せ」を前提としている場合、何よりも安全性を重視したものを選ぶようにしよう。
子ども乗せ電動自転車には、チャイルドシートの位置が前のもの、後ろのもの、前後の付け替えが可能なものの3種類がある。前は4歳まで、後ろは6歳頃まで使用できるため、子どもが何歳になるまで使用するかを購入前に見越しておくと良い。ここでは、子ども乗せにおすすめの電動自転車を紹介する。
パナソニック ギュット・アニーズ・EX
パナソニックの子乗せ電動自転車シリーズGyutto(ギュット)。チャイルドシート(5点止めの巻き取り式シートベルト)が標準搭載されており、レバーを戻すだけで簡単にロックができる。幅が広め(51mm)のタイヤで安定感も抜群。乗り降りしやすいフレームを採用しているのも、子育て世代には嬉しい。
出典 公式サイト|パナソニック ギュット・アニーズ・EX
ブリヂストン Bikke MOB(ビッケモブ)dd
Bikke MOBは、ブリヂストンの子ども乗せ用電動アシスト自転車。乗り降りしやすい「低床フレーム」を採用しているので、送り迎え時もストレスが少ない。Bikke MOBも「走りながら自動充電」に対応しており、4日の走行で最大1日分のバッテリーが充電可能。充電回数が少なくて済むため、忙しい主婦の方におすすめ。
出典 公式サイト|ブリヂストン Bikke MOB(ビッケモブ)dd
スポーツタイプの電動自転車のおすすめ
人気の高いスポーツタイプの自転車にも、電動式のものがある。電動式であれば、体力に自信のない方でも趣味としての自転車を楽しむことができるだろう。「行きは自力で帰りはアシスト」など、その時々の状況に合わせて電動アシスト機能を活用しよう。
パナソニック ベロスター
パナソニックのスポーツタイプ電動自転車の中では、エントリーモデルとなるベロスター。アルミダイヤモンド型フレームと衝撃吸収性に優れた「700×38Cタイヤ」を採用し、快適な走行を実現している。さらに外装7段変速が搭載されているので、坂道の多い場所でも快適な走行ができる。付属の液晶ではバッテリー残量・速度表示の確認が可能。ベロスターに乗れば、毎日の通勤が楽しくなりそうだ。
出典 公式サイト|パナソニック ベロスター
ルイガノ ASCENT e-sports
大容量バッテリーを搭載したスポーツタイプの電動自転車、ルイガノASCENT e-sports。
ECOモードを使用すれば、5時間の充電で最大115kmの長距離走行が可能。SHIMANO製のドライブユニット「SHIMANO STEPS」を搭載し、スポーティーな乗り心地と快適なペダリングを実現した。ハンドル中央のサイクルコンピューターからは、バッテリー残量・走行距離・速度・時刻を確認できる。街中でも目をひく、おしゃれなフレームも魅力の1つ。
出典 公式サイト|ルイガノ ASCENT e-sports
価格の安いおすすめ電動自転車
最後に、おすすめの価格が安い電動自転車を紹介する。価格は安いものの、十分な機能を兼ね備えているため「電動自転車にはお金をかけたくない」「最低限の機能があれば良い」という方は参考にしてほしい。
パナソニック ビビ・SX
ビビ・SXは、普段の買い物に最適なViViシリーズの中でも、10万円以下とお手頃な価格。「スムースインオリジナル樹脂バスケット」を採用し、カゴに入れるカバンが傷つきにくい仕様になっている。大きな買い物袋を入れても、破れる心配はないだろう。ハンドル部が固定できる「くるピタ」機能を使用すれば、転倒防止にも役立つ。ビビ・SXには、生活シーンに根ざした機能が満載。
出典 公式サイト|パナソニック ビビ・SX
京の洛スク Passe-L
京都に本社を置く株式会社THE NeO(ザ・ネオ)が販売しているPasse-Lは、コスパ抜群の電動自転車として隠れた人気を誇る。本体価格は48,000円(税別)と格安でありながら、電動自転車に必要な機能は十分兼ね備えている。ただし、Passe-Lは自身で組み立てることが必要だ。プラス4,630円(税別・ママチャリ系自転車セット割引適用)で、組み立てを依頼することもできる。
出典 公式サイト|京の洛スク Passe-L
※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。
文/oki