本日アップルはMac App StoreにおいてOffice 365の利用可能になると発表した。日本でも既にMac App Storeから無料でダウンロードできるようになっているが、使い続けるには別途サブスクリプション利用料が必要。
Office 365 は、 Microsoft のツールを常に最新の状態で利用できるサブスクリプション サービス。家庭や個人で使用するだけでなく、中小企業、大企業、学校、および非営利団体向けなどニーズに合わせて、幅広いプランを用意する。一般向けは年額1万2744円の「Office 365 Solo」からの3つのプランを用意する。これを使えば、複数のPC、Mac、iPad、iPhone、Android端末で利用することが可能だ。
これにより、MacユーザーでもWord、Outlook、Excel、PowerPoint、OneNoteなど、Microsoftの一連のアプリケーションを手軽にダウンロードして使うことが可能になるだけでなく、Office 365のサブスクリプションを購入すれば、すぐに使いはじめることができる。さらに、Office 365 for Macは、macOSのダークモードや連係カメラ、MacBook ProのTouch Bar、トラックパッドなどMacならではの機能をサポートできるように特別に設計されているという。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィル・シラーは「macOS Mojaveで刷新されたMac App Storeに、Microsoft Office 365が仲間入りすることを、大変うれしく思います。AppleとMicrosoftは、Officeの優れた生産性をMacユーザーが活用できるようにするため、当初から協力してきました。Mac App StoreでOffice 365が提供されたことで、Mac、iPad、iPhoneでOffice 365の最新かつ最高のバージョンをこれまで以上に簡単に入手できるようになりました」と、述べている。
一方、Microsoft社のコーポレートバイスプレジデント、ジャレッド・スパタロ氏も「本日よりMac App StoreでOffice 365の提供が開始され、大変うれしく思います。抜群の生産性をMacユーザーにも利用していただくため、当社とAppleは密に連携をしてまいりました。よく知られたOfficeのあらゆる機能が、Macのために設計されたユニークなユーザー体験を通して利用できるようになりました」と述べた。
ユーザーにとっては、好きなでバイルで好きなツールと利用して仕事を進めることができるという意味ではうれしい限りだ。デバイス間での連携など活用の幅も広がりそうだ。
文/編集部