ピアノを愛する人にとって、ピアノは“共に暮らす家具”と言える。ヤマハは2月17日(日)まで、『A・round, Be・side, Re・mind − 囲むピアノ、くつろぐピアノ、思い出すピアノ』と題した企画展示を開催し、“共に暮らす家具としてのピアノ”というテーマを追求・表現したデザインコンセプトモデルを展示中だ。
囲むピアノ、くつろぐピアノ、思い出すピアノ
「A・round」
家族団らんの中心になるピアノ。丸みのある形状、柔らかな手触り、木と革の暖かな風合いなど、思わず触りたくなる要素を詰め込んでいる。天板の高さの変化は、弾く人と聴く人にちょうどいい距離感を与えてくれる。
「Be・Side」
寝室に置いて、眠る前にちょっとだけ弾いて安らぐ・・・そんな楽しみのためにデザインされたピアノ。木の温かみが目と手に優しいデザイン、工芸的な作り込み、コンパクトでありながらゆったりした造形、ちょっとしたお気に入りの小物を置けるサイドテーブルなど、心地よい時間を過ごせるよう細やかな配慮を心がけた。
「Re・mind」
壁に立てかけた一枚の絵のようなピアノ。楽しかった記憶や懐かしい音楽を呼び起こす、飾り棚の家族の思い出やお気に入りの小物たち。薄い一枚板の本体を壁に立てかける事で、かつて無いシンプルな本体構成と壁を響かせるという構造上の必然性を両立した、現代の生活者に向けたピアノの新しいかたち。
同社のデザイン研究所では、プロダクトデザイン以外の領域として「日々の生活を豊かにする楽器のあり方」を研究している。この研究の一環として、“共に暮らす家具としてのピアノ”というテーマを追求・デザインし、MEXARTS社の家具製造技術によって具現化した。
関連情報/https://www.yamaha.com/ja/news_release/2018/18122501/
構成/ino