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花粉症の市販薬で人気の「第2世代抗ヒスタミン薬」、第1世代と何が違う?

2019.03.02

第2世代は眠気が出にくく効き目が長い!

 アレルギー症状を診る医師は「近年、処方するのはほとんど第2世代抗ヒスタミン薬になった」と口を揃える。第2世代とはいったい何か?

 花粉症とは身体が花粉を〝異物〟として認識することによって起こる免疫反応だ。異物を排除するためにヒスタミンという物質が放出され、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、涙目などのアレルギー症状を引き起こす。その働きをブロックするのが「抗ヒスタミン薬」である。

 以前からある抗ヒスタミン薬(第1世代)には、即効性はあるものの、飲んだ後、眠くなるというデメリットがある。

 その眠気が改良され、口の渇きや胸焼けなどの副作用も少なく、効果の持続性が高い薬として登場したのが第2世代の抗ヒスタミン薬だ。こちらはアレルギー症状を抑えるだけでなく、そもそもヒスタミンが放出しないようにする抗アレルギー作用もある。

「効果が出るまでにはある程度、時間がかかるので、飛散が予測される1週間前を目安に飲み始めれば、症状の軽減が期待できます。自分との相性が良く効果が高ければ、飛散期間中にも服用を続けられます。最近の第2世代は即効性も高まっているので、症状が出始めてから服用しても効果があります」(前出・清益さん)

スギ花粉対策を始めるタイミング関東でのスギ花粉の飛散は例年2月上旬だが、その前から対策を行なっている人は4人に1人程度というのが実情だ。

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