2斤で1,000円近くする価格の高級食パンが今大人気である。通常の食パンの2倍以上の価格にも関わらず、全国各地で高級食パン専門店が次々とオープンしている。
ブームの火付け役となったのは、大阪に本店を構える「乃が美」
2013年に食パン専門店「乃が美」をオープンし、現在では全国に100店舗以上展開し、年商は100億円に達している。
果たして高級食パンは価格に見合うだけの価値があるのか?各社どのような違いがあるのか?
それを調べるために、厳選した4種の高級食パンを徹底的に比較した。
比較するのは関西に本店を構える4店
今回選んだ店はどれも本店が関西で、東京にも店があるもの。パンの消費量日本一と言われる神戸を含む関西は、パンのクオリティがとても高い。「乃が美」をはじめ、関西発祥の店で東京に進出している店は数多く存在する。順に紹介していこう。
エントリーナンバー1:高匠
小麦粉を熱湯で捏ねて、低温で熟成させる「湯種製法」で焼き上げていることが特徴。
一定の高温を保ちながら作る必要があるため、手間と時間を要するだけでなく、高度な技が必要とされる。保存料・卵は不使用。
大阪・靱本町に本店があり、東京・神田にも支店を展開。
エントリーナンバー2:嵜本SAKImoto
焼きたてチーズタルト専門店「PABLO」のオーナーが手掛けたお店。こちらも高匠同様「湯種製法」で焼き上げている。今回食べ比べした4種の中で唯一、卵だけでなく乳も不使用の食パン。大阪・難波に本店があり、東京・田園調布にも支店を展開。
エントリーナンバー3:乃が美
高級食パンブーム先駆者の乃が美。「パンマニアが今年最も注目したパン パン・オブ・ザ・イヤー2016」で金賞、マガジンハウス「Premiun」で「日本のおいしい食パン名品10本」に選出、「Yahoo!検索大賞2017」を受賞するなど、数々の賞を受賞している食パン。
大阪・上本町に本店があり、東京・麻布十番にも支店を展開。
エントリーナンバー4:芦屋panya
前日から15時間程度生地を寝かせる「低温長時間熟成法」で作られている。このパンのために厳選した小麦粉、バター、生クリームをブレンドし、作られた完全無添加のパン。
兵庫・芦屋に本店があり、東京・駒沢にも支店を展開。