DIME MAGAZINE
【男前プロジェクト2018】乾燥に悩むオトコは肌にやさしいシェーバーとスチーマーでしっかりケア
企業の第一線で活躍するビジネスマンが、話題の身だしなみケアアイテムを体験することで、改めて自分を見つめ直す姿を追う「男前プロジェクト」。2019年も、そんな彼らのリアルな姿をお伝えしていきたい。
さて1月も下旬を迎え、昨日20日は二十四節気の一つ「大寒」だった。暦の上では、この「大寒」から2月4日の「立春」までが1年で最も寒い時期。気象庁が発表している東京都の2018年の平均気温でも、1月は4.7度と年間最低となっている。
ちなみに1月の平均湿度は54％と、これも年間平均の最小値だ。以上のデータからもわかるように、この時期は気温、湿度ともに肌には厳しい季節だと言えるだろう。
というわけで、今回はオトコの生活習慣に欠かせない、同時に肌に負担をかけやすいと言われているシェービングを中心に、この季節に最適な〝肌にやさしい〟アイテムをフィーチャーしていきたい。
登場していただくのは、ポータルサイト「goo」やオンラインストア「NTT-X Store」を展開するNTTレゾナントで、コンシューマサービス部門に所属する佐藤貴之さん、31歳。
取材には佐藤さんの同僚の女性社員の方にも参加していただき、男性の一般的な身だしなみについてのお話もうかがった。
写真左から白石知子さん、佐藤貴之さん、佐藤佳織さん
まず佐藤さんに日頃の業務内容についてお聞きした。
佐藤（貴） 最新の格安スマホやタブレットなど、SIMフリー関連商品のECサイトであるgoo Simsellerの店舗運営を担当しています。その中でも端末調達をメインで行っており、取引先との打ち合わせや商談に加え、製品の発表会などに出席する場合もあります。
製品発表会では会社の代表、という立場になりますね。
佐藤（貴） そういうことになります。ですから社外に出るときはもちろん、普段から清潔感のある身だしなみを心がけています。
中でも特に注意しているところはありますか？
佐藤（貴） まずヒゲですね。どちらかといえば濃いほうなので剃り残しがないか、チェックは欠かせません。爪が伸びていないか、スーツのシワ、裾のヨレなどにも気をつけています。
普段のシェービングには何をお使いですか？
佐藤（貴） 安全カミソリを使っています。初めてヒゲを剃った時から安全カミソリなので、電気シェーバーは、ほぼ使ったことがありません。
シェービングに関しての悩みやトラブルはありますか？
佐藤（貴） 剃り残しをなくそうとして、少し力を入れすぎて切ってしまうケースがあります。また、この時期は肌が乾燥しやすいのか、剃った後に肌荒れを起こす日が増えたようで気になっています。
NTTレゾナント株式会社 メディア事業部 コンシューマサービス部門 佐藤貴之さん。NTTレゾナントは1997年より、NTTグループのインターネットポータルサイト「goo」の運用を開始。2000年12月からは、PC・スマホ・家電などを中心に約40万点が揃うオンラインストア「NTT-X Store」をローンチした。現在は、これらの知見を元に、“スマートフォン端末＋通信＋サービス＋サポート“をパッケージにしたサービス、「gooのスマホ」も展開中。
https://www.nttr.co.jp
https://www.goo.ne.jp
では、佐藤さん自身は女性社員の方にどんな印象を持たれているのだろうか。そのお話をうかがう前に、まず男性の身だしなみに関するチェックポイントについて聞いてみた。
佐藤（佳） まず通勤電車の中では、季節に関係なく、汗臭や飲食臭などは気になります。また車内で見ず知らずの人の顔を見るのは失礼ですが（笑）、オフィスでは自然とチェックしていますね。剃り残しがあったり、無精ヒゲが伸びていると、ちょっと疲れているのかな、と思ってしまいます。
さらに佐藤佳織さんは、〝顔全体〟もチェックすると話す。
佐藤（佳） ヒゲだけではなく、顔全体も見ていますね。吹き出物やカサつきなどは、お顔を見ただけでわかりますから。
この発言には、白石さんも大きくうなずく。
白石 肌は確かにチェックしてしまいますね。肌が荒れている人は、必ずしもイコールではありませんが、身だしなみも乱れている印象があります。そして電車で座っていると、つり革につかまっている男性を見上げる形になるので、アゴやノドの剃り残しが気になってしまいます。
そんな2人の発言を聞いていた佐藤さんも、「そこまで見られているんですね！」と驚いた様子。
では、周囲に好印象を与える男性の〝身だしなみポイント〟とは？
白石 まずヒゲがポイントになりますね。口元や周囲がきれいだと好印象になります。そう考えると、眉毛も気になります。形がきれいに整っていると好印象ですが、細すぎるなど過剰なお手入れ感は逆にマイナスかも。
佐藤（佳） 相手のお顔を最初に見るので、同じく口元、ヒゲはポイントですね。あとは爪。指の毛もそうですが、書類を渡す時は手元も見るので、そこが整っている男性はいいな、と思います。
それをふまえ、オフィスでの佐藤さんの印象について聞いてみた。
白石 普段から清潔感があり、爽やかで年齢よりも若く見えます。身だしなみが整っていない人は老けて見えますし、疲れているなと感じてしまいますが、佐藤さんは大丈夫！
佐藤（佳） 佐藤さんは剃り残しなども見たことがないですし、シャツやスーツの手入れも行き届いているので、そこが信頼感にも繋がっているのではないでしょうか。
佐藤（貴） ありがとうございます。でも、書類を渡すときに手元を見られている意識は全くなかったので、明日からは緊張しますね。それはさておき、剃り残しだけでなくカサつきなど、肌の状態までチェックされていたとは…。
白石 女性はお会いして数秒の第一印象で判断する場合が多く、身だしなみがきちんとした方は〝人間的な評価〟も高くなると思います。
佐藤（貴） 最初が大切ということですね。いろいろ会話を交わしてから印象は決まるものだと思っていたので、〝この季節は肌荒れが～〟などと言っている場合ではありませんね。この後の体験で、しっかりケアしていきたいと改めて思いました。
そんな佐藤さんのために、今回はパナソニックのメンズシェーバー、5枚刃ラムダッシュ『ES-LV9DX』、マユだけでなくウブ毛もケアできる『マユ & フェイスシェーバー ER-GM30』、そして顔用のスチーマー ナノケア『EH-SA99』を用意した。
それでは体験の前に今回ラインアップした製品の機能をおさらいしておこう。
パナソニック
5枚刃ラムダッシュ『ES-LV9DX』
オープン価格
本体寸法／高さ167×幅72×奥行59mm、約215g
外刃／ステンレス刃物鋼5枚刃
内刃／30°鋭角ナノエッジ内刃
主な機能／ヒゲセンサー、パワークイックスリット刃、5Dアクティブサスペンション
まずパナソニックのプレミアムシェーバー、5枚刃ラムダッシュ『ES-LV9DX』を用意した。その特徴は、従来の「ヒゲセンサー」が進化し、ヒゲの検知スピードが約1.8倍向上したこと。「ヒゲセンサー」とは、ヒゲの濃いところではよりパワフルに、ヒゲの薄いところはパワーがセーブされる機能で、ES-LV9DXでは、その検知スピードを向上させることで、より肌に負担をかけないシェービングが可能になった。
また同社がシェーバー専用に独自開発したリニアモーターが世界最速の毎分約1万4000ストロークを実現。この高性能リニアモーターが内刃を高速かつパワフルに駆動させることで、濃いヒゲもスムーズに深剃りしていく。
そんな内刃は刃先をナノレベルの30°まで鋭角化した「30°鋭角ナノエッジ内刃」を採用。製造過程においても焼き、鍛え、研ぎ澄ますといった、日本刀と同様の製法を導入している。
ヘッドには、今やラムダッシュの代名詞とも言える独自の5枚刃ヘッドを搭載。フィニッシュ刃(1、5)、くせヒゲリフト刃(2、4)、パワークイックスリット刃(3)の計3種5枚刃構成により、くせヒゲや長いヒゲに対しても圧倒的な深剃り感を実現した。さらに外刃の接触面積を広げることで、肌に押しあてる圧力が分散され、肌への優しさも追求。
この他にも、ヘッドには前後・左右・上下に加え、ツイスト、前後にスライドもする5Dアクティブサスペンション機能を装備。アゴ下など肌にやさしく密着する。
パナソニック
『マユ & フェイスシェーバー ER-GM30』
オープン価格
本体外形寸法／高さ140×幅16×奥行き14mm、20g（乾電池・マユコーム・ウブ毛用刃含まず）
電源方式／乾電池式（単4形アルカリ乾電池）
続いては、マユだけでなく、気になる顔のウブ毛のケアもできるマユ&フェイスシェーバーだ。高さ14.0cmのスタイリッシュ＆コンパクトデザインで、出張先など携帯にも便利。
写真手前がウブ毛用刃、奥右がマユコームA（約8mm・約6mm用）、左がマユコームB（約4mm・約2mm用）。
ウブ毛用刃は、刃先が丸く、肌にやさしくシェーブできる幅広の刃を採用。頬や額のウブ毛を根元からカットしていく。そしてコームを使えば、設定した長さ以上にカットされないので、マユケアにつきまとう〝失敗の不安〟から解放される。
本体は使いやすく便利な乾電池式駆動。単4形アルカリ乾電池（別売）1本で約1か月間使用可能。（週2回、1回約5分間使用の場合）。単4形充電式ニッケル水素電池にも対応する。
パナソニック
スチーマー ナノケア『EH-SA99』
オープン価格
本体寸法／高さ209×幅171×奥行き216mm、約2.0kg
スチーム・ミストの種類／ナノサイズのスチーム、急冷マイクロミスト、潤冷風
スチーム温度／約40℃（ノズルガード先端から約20cmの距離）
スチーム発生量／約12mL/分（吹出口2個）
ミスト発生量／約4mL/分（吹出口2個）
ダブル温スチームとダブル冷ミストによる、独自のダイナミック温冷ギャップにより、キメの整った肌へ導くフェース用のスチーマーだ。同社ではダブル温スチームが顔をやわらかく包み込み、肌の角質層まで浸透してうるおいを与え、ダブル冷ミストで顔で引き締めて整える、と説明している。
ダブル温スチームとダブル冷ミストが交互に出てくるトータル約13分30秒の「クリア肌コース」など、5タイプの自動温冷コースと、2タイプの温スチーム単独コースを搭載。
別売のアロマタブレットを設置すれば、アロマの香りを楽しみながらの保湿ケアが実現。タブレットは真正ラベンダー、ベルガモット、ゼラニウム、ティートゥリー、イランイランの5種類をラインアップする。各2500円。
以上の3つの製品により、佐藤さんはどのような〝変化〟を遂げるのか。さっそく5枚刃ラムダッシュから体験していただこう。
体験直前の佐藤さん。鼻下やアゴ先などのヒゲが中途半端に伸びており、無精感が漂う。頬には、わずかだが剃り残しも見られる。
まずは鼻下からスタート。電気シェーバー特有のカット音を響かせながらカットしていく。「電気シェーバーは、ほぼ初体験」と話す佐藤さんだが、動きは滑らか。難所であるアゴ下、ノド周辺も軽快に剃り上げていく。
佐藤 先ほどもお話したように電気シェーバーでしっかりヒゲを剃るのは、ほぼ初体験でしたが、ヘッドを肌に当てた感触が気持ち良かった（笑）。しかもヘッドが顔の輪郭に沿って動く感覚があり、無理に動かそうとする必要は全くありませんでした。
続いてはマユシェーバーを体験してもらった。
最初にマユコームBを使い、毛の長さを約4mmに整える。コームを使えば、設定以上に短くならないので安心。またシェーバーと同じくカット音がするので、音が止まれば完了と、状況もわかりやすい。長さを整えるだけでも、お手入れ感が出るので、印象は変わるはず。
次にコームを外し、直刃を使ってラインからはみ出た毛をカットしていく。眉間の間に生えた毛も、この直刃でケアしていく。
マユを整えた後は、ウブ毛用刃で頬などの気になるウブ毛をカットしていく。
コームや刃は、いずれも顔のラインの外側（マユ尻）から内側（マユ頭）方向へ動かすこと。
佐藤 マユについては、ケアのやり方さえわからなかったのですが、マユシェーバーなら、そんな自分でも、簡単に整えることができました。長さの問題も、マユシェーバーはコームが使えるので安心です。ウブ毛は今まで気にしたことがなかったのですが、意外に多くのウブ毛が剃れて焦りました（笑）。
こうしてヒゲやマユ、ウブ毛をケアした後は、仕上げとしてスチーマー ナノケアを使っていただいた。この製品は、温スチームと冷ミストの温度差により、肌のハリ感や潤い感の向上が期待できる顔用のスチーマーだ。
今回は5種類搭載されている自動温冷コースから「クリア肌コース」を選択。温スチーム6分の後、冷ミスト45秒、さらに温スチーム3分→冷ミスト45秒→温スチーム3分と続くコースで、同社では「生き生きとした肌」「ツヤ感のある肌」に導いていく、と説明している。上の写真は温スチームが出ている様子。
冷ミストはこんな感じ。温スチームは例えるなら加湿器から出る水蒸気にも似ているが、冷ミストは、軌道は細く直線的。
佐藤 感覚的には蒸しタオルに似ているのではと思っていましたが、蒸しタオルは次第に冷めていくのに対し、スチーマー ナノケアは心地よい温スチームが一定の温度で続きますので、心地よさが断然違います。うっかり寝落ちしそうになるぐらいにリラックスできました。
上の写真が、体験を終えた直後の佐藤さんの様子。無精感を漂わせていたヒゲを駆逐したことで、顔の輪郭がシャープに。さらにマユの長さと形を整えたことで目元の印象度がアップしたことに加え、ウブ毛も処理したことで、肌のくすみが消え、健康的な肌色となった。
佐藤 まず5枚刃ラムダッシュはヘッドの滑らかな動きに驚きました。それほど力を入れなくても、剃り残しが出やすいノドもキレイになっていますし、同じ場所を何回も往復しなくてもいいので、肌への負担が少なく、時短にもつながると思います。
マユ＆フェイスシェーバーはコーム付きなので、自分のようなビギナーでも簡単にマユの手入れができます。ウブ毛も自分が意識しないだけで、実はかなり生えていたということで、改めてケアの必要性を実感しました。
スチーマー ナノケアは温スチームにあたっているだけでもリラックスできますし、シェービング後の乾燥対策としても、また使ってみたいですね。
撮影／末安善之
最新号
