フラットホワイト
カプチーノ、カフェラテに続く第3のラテとして「フラットホワイト」なるドリンクが注目され始めている。2018年2月にはタリーズコーヒーが店舗で提供を開始し、10月にはネスレ日本が1杯抽出型マシン『ネスカフェ ドルチェ グスト』で専用カプセルを発売。じわじわ市場に浸透してきている。
「フラットホワイト」はオーストラリアやニュージーランドが発祥で酪農王国らしく温めたミルクをたっぷり入れるのが特徴。現地ではカフェの定番メニューだ。左図のとおり、カプチーノ、カフェラテと比べてその割合は圧倒的で、ミルクそのものの甘味とクリーミーな口当たりが持ち味といえる。
「数年前から『フラットホワイト』を提供するカフェが日本でも登場し始め、徐々に人気が高まってきており、今後は定番メニューとして定着していくと考えています。コーヒーが苦手な若年層にも飲みやすく、気軽に楽しんでいただけると思います」(ネスレ日本 マーケティング&コミュニケーションズ本部・村田敦さん)
飲んでみると甘味がしっかりあり、スイーツなしでも満足感を得やすい。仕事の合間にデスクで飲めば、気分転換できそうだ。
〈DIMEの読み〉
最近は若年層のコーヒー離れを指摘する声も。「フラットホワイト」は飲みやすさ抜群なので、コーヒーへの関心を高めるエントリードリンクとしての役割にも期待したい。
上の3つはすべてエスプレッソベースで、ミルクを泡立てたもの(グレー部分)とスチームで温めたミルク(白部分)の割合が異なる。ちなみにカフェオレはコーヒーベース。
『ネスカフェ ドルチェ グスト フラットホワイト16P〈16杯分〉』希望小売り価格(実勢価格約980円)。スーパー、家電量販店、ネスレのオンラインショップなどで展開中。
取材・文/編集部