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工具の使い方からジャッキアップ、手順まで!緊急時のタイヤ交換の正しいやり方

2019.01.21

緊急時のタイヤ交換の正しいやり方を知ってる?【意外と知らないクルマのこと】

パンクしてしまった!というときに、あなたはどうするだろうか?

たぶん、多くの方は、ロードサービスを呼ぶと答えると思うが、場合によっては混み合っていて到着までにとても時間がかかることもある。

そんなときに、自分でタイヤ交換をしてしまえば時間ばかりでなく、お金も節約できて一石二鳥ではないか。

ということで、緊急時の基本的なタイヤ交換のやり方を、いま一度、おさらいの意味を込めて紹介しよう。

Point1 作業する場所を選ぶ

タイヤ交換する際に必ずやらなければならないのが、クルマを持ち上げるジャッキアップ。

ご存知の方も多いと思うが、その時に使用する車載ジャッキなどは、思いのほか小さな道具。

そんな不安定な道具で、大きく重たい車体を上げるのだから、作業は必ず平坦なコンクリートやアスファルトの上で行うこと。

中には、路面が傾斜している場所や小石を敷き詰めた砂利の上で作業しているのを見たことがあるが、ジャッキが倒れる可能性が大きくあまりに危険だ。

なお、やむなく道路上で交換作業をしなければならなくなった場合は、なるべくスペースのある安全な場所に移動して、ハザードランプを点滅させた上、クルマの後方に三角表示板などを置いて注意を促すこと。

ただし、高速道路上は当然のこと、幹線道路など交通量の多い場所では、いくら自分が注意していても追突される危険性が非常に高いため、無理に作業せずにJAFなどの救援を依頼したほうが安全だ。

Point2 道具を準備する

実は、タイヤ交換を適性に行うには、様々な工具が必要になる。

ただ今回は、出先での不意のパンクなどで緊急にタイヤ交換しなければならないような状況を想定しているため、車載の工具+αでの作業を紹介する。

通常、クルマに装備されているのが、写真右上のパンタグラフジャッキと右下のL型ボックスレンチ。

ちなみにパンタグラフジャッキは、ハンドル部分(補助工具)が分割されているタイプもあるので、準備する際に見落とさないように。

そして、写真左側の軍手(できればすべり止め付き)とタイヤ止め、さらに前出の三角表示板も用意して、日ごろからクルマに常備しておくと何かと重宝する。

また、盗難防止用のロックナットを使用している場合は、キーアダプター(専用ソケット)も忘れずに用意。

なお車載工具の場所は、ラゲッジスペース下のスペアタイヤと同じ場所に収納されていることが多い。

また車種によっては、ラゲッジスペース側面のボックスなどにパンタグラフジャッキが収納されていることもあるので、あらかじめ取扱説明書で確認しておくと戸惑わないだろう。

Point3 クルマ側の準備

ジャッキアップする際は、クルマのエンジンを切り、AT車の場合はシフトをパーキングへ、MT車の場合はローギヤへ入れ、パーキングブレーキを確実にかける。

そして、交換するタイヤ(例:右前)と対角線にあるタイヤ(例:左後)にタイヤ止めをかける。もしタイヤ止めが無い場合は、固定できるような石や木片などで代用させる。さらに、タイヤにホイールカバーがついているタイプの場合は、外しておく。

Point4 ジャッキアップポイントを見つける

ジャッキアップポイントとは、ジャッキをかける部分のこと。実はクルマには、ジャッキをかけても大丈夫なように補強された部分が、すべてのタイヤ付近に4か所あり、それ以外にかけてしまうと、フロアを破損したり車体フレームを歪ませたりしてしまう可能性があるため注意が必要だ。

ジャッキアップポイントの場所は、車体を下からのぞき込むとガイドとなる目印があるので見つけやすい。上の写真の車種は、特にわかりやすい例なのだが、ほかの車種でも同様にガイドとなるラインやくぼみなどがあり、その部分にジャッキをかけることになる。

Point5 タイヤ交換作業の手順

このジャッキアップポイントに、まずは車載ジャッキ側の溝がしっかりと噛み合うように調整しながらゆっくりとはめ込んでいく。

そして、ジャッキが斜めになったり傾かないように注意しながらハンドルをまわして車体を持ち上げていくのだが、タイヤが浮いてしまう前に一旦、ストップ。

というのも、タイヤが完全に浮いてしまった状態だとホイールナットを緩める際にタイヤも一緒に動いてまわしにくくなるため、接地した状態で作業するのがベスト。

かといって、全くジャッキアップせずにホイールナットを緩めるのは、ホイールやボルトに片寄った負荷がかかるため、避けたいところ。

そして、L型ボックスレンチを使って反時計回りにまわしてホイールナットを緩めるのだが、たぶん最初は固くてなかなか動かないはず。

そんなときは、腕に全体重をのせるようにするといい。ただし、緩むときは一気にまわってしまうため、体勢を崩してケガをしないように注意が必要だ。

なお、この緩める作業は、上の写真のように対角線にあるナットの順番で行うこと。車種によっては、ホイールナット(穴)の数が4穴や5穴などがあるが、いずれの場合も同様。

また、あまりまわし過ぎずに軽く緩んだところで止めて、すべてのナットの作業が済んだら、本格的なジャッキアップとなる。

ただジャッキアップといっても、持ち上げるのは必要最小限の高さまでにとどめて欲しい。高くなればなるほどジャッキの不安定さが増すばかりか、作業性も悪くなるからだ。

大体、スペアタイヤなど同サイズのものに交換するのであれば、地面からタイヤが2cmぐらい浮いていれば充分のはず。(※冬タイヤへの交換などの場合は、パターンが肉厚でもっと必要な場合もある)

また、ジャッキアップの際に安全のために必ずやってもらいたいのが、上の写真のように交換するスペアタイヤなどをボディの下に置くこと。

このようにすれば、万一ジャッキが倒れたとしても、クルマへのダメージを多少なりとも軽減できるほか、手足が挟まれて大けがをするリスクも減らせるのだ。

想像してみて欲しいのだが、ジャッキアップしている最中に地震などが起きたらどうなるだろうか?

例えば、それほど大きくない地震であっても、さらには最近の異常気象による突風が吹いたとしてもジャッキが倒れてしまう可能性がある。

ジャッキアップが完了したら、先ほど緩めたホイールナットを外していくのだが、このときはL型ボックスレンチを使うより手でまわしたほうが早い。

ただし、ナットを外していく途中でタイヤが斜めに傾いたりするとまわしづらくなることもあるため、もう一方の手で傾かないようにバランスをとるのがコツ。

ホイールナットがすべて外れたら、ハブボルトを傷つけないようにタイヤを水平方向に引き抜くと上の写真の状態になる。

ただし、これは多くの日本車の場合であって、輸入車の場合は下の写真のように、ハブボルト部分にネジ穴が空いた状態。

これは輸入車の多くは、ナットの部分とボルトが一体化したホイールボルト(下の写真)を使用しているため。

その違いは、日本式がタイヤ交換作業がやりやすい反面、ボルトの耐久性や剛性といった部分ではやや劣るらしいが、それほど大きな差はないとのこと。

なお、これはナットでもボルトでも同じなのだが、外したこれらをあまり無造作に扱わないこと。

というのも、ナットなどをそのまま地面に置いてしまい、砂や小石が付いた状態で締め込んでしまうとネジ山をダメにしてしまう可能性がある。

できれば上の写真のように容器などに入れて、取付ける際には強く息を吹きかけてゴミを飛ばすようにすると完璧だ。

さて、ここからはタイヤの取付け。ホイールの穴とハブボルトを合わせるように慎重にタイヤを差し込んだら、安定させるために一番下のナットから手でまわして取付ける。

すべてのナットを手でまわせる程度まで締めたら、L型ボックスレンチを使うのだが、このときに1か所だけを強く締めつけないこと。

全体的になるべく平均的になるように、それぞれのナットに移動しながら徐々に締め込んでいくのがコツ。

そして、ある程度きっちり締まったらジャッキを下ろして、最後の本締めを行う。このときも対角線のナットに移動しながら徐々に締めるようにして、すべてに緩みがなく強く締まったら完了。

ただし、闇雲に力いっぱい強く締め込むのも問題がある。中には、レンチに足を掛けてまわす人もいるが、締め込み過ぎはネジ山を切ってしまう恐れがあるため絶対にNG。

本来なら、規定のトルクで締めることのできるトルクレンチを使うのが理想的なのだが、パンクなどの緊急の場合は用意できないことがほとんどだろう。

応急処置が済んだなら、その足で近くのガソリンスタンドや整備工場に向かい、空気圧の点検とともにトルクレンチで調整してもらうことをおすすめする。

文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメやファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。

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