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インフルエンザ予防で注目度急上昇!食事やサプリメントで積極的に摂取したい「ビタミンD」

2019.01.16

ビタミンD を豊富に含む食材を使った料理やサプリメントでビタミンD補給

ビタミンDは日光浴で産生されるが、ビタミンDを10㎍体内産生するために必要な日光の時間は、日照時間の短い12月中旬の12時で、札幌300分、横浜45分、名古屋60分、那覇30分。

これほど長時間にわたり日光浴をすることは難しいので、十分な量のビタミンDを摂取するにはビタミンDを豊富に含む食材を使った料理、サプリメントで補給するのが望ましい。植物性食品では乾燥きくらげ、干ししいたけ、しめじなどのきのこ類、動物性食品ではしらす干し、かつお、あんこう、ベニサケなどに多く含まれる。

冬の時期におすすめのビタミンDが豊富なレシピは鍋もの。サケ、まいたけ、しめじを使ったみそ仕立ての石狩鍋はまさに「ビタミンD鍋」。キャベツ、玉ねぎ、にんじん、エビ、ホタテなどの具材を加えてさらにバランスよく好みの鍋に仕上げて。

洋風ではサーモンとイクラを使ったクリーム仕立てのスパゲッティも。サケと同じく秋から冬に旬を迎えるビタミンCが豊富なホウレンソウを加えると、さらに免疫力がアップする。

サバもビタミンDを含む食材で、サバ缶は近年ブームになっている。ただしビタミンDは脂溶性で、サバ缶の汁にビタミンDが溶け出しているので、サバ缶で料理するときは汁と一 緒に使った方が良い。さらに手っ取り早くビタミンDを充足させるには、食事と合わせてサプリメントを使うのもおすすめ。十分なビタミンD補給には、きのこ類、魚類、サプリメントを意識して摂るようにしよう。

【AJの読み】予防が大事!インフルエンザは知らずに人にうつすこともある

暖冬傾向にある今季のインフルエンザ流行は例年よりも遅く12月だった。インフルエンザにはA型、B型、C型の3種類があり、毎年流行を繰り返すA型は一番重症になる。B型はA型よりは流行は起こりにくいが、風邪に近い症状で風邪や花粉症と勘違いして意識せず他人にうつしてしまうこともある。例年インフルエンザ流行のピークは1~3月だが、年明け以降に寒さがぶり返し、インフルエンザの流行と花粉症の時期が重なると、B型インフルエンザと花粉症を勘違いしてしまう、もしくは双方が合併してかかる「インフル花粉症」もある。花粉症だからと自宅療養をせず、知らずにインフルエンザを周りの人たちに感染させてしまう恐れもあるので注意したい。

毎年流行する季節性のA型インフルエンザは、ウイルスの表面にある突起のH(ヘマグルチニン)が16種類、N(ノイラミニダーゼ)は9種類があり、HとNの組み合わせいかんでは、今までになかった新型インフルエンザが生まれる。

ソ連型と呼ばれるのは「A/H1N1型」、香港型と呼ばれるのは「A/H3N2型」。HとNの組み合わせを計算すると16×9=144種類の亜型があり、ヒトの間で感染するA型インフルエンザウイルスの中でも、毎年のように新型インフルエンザウイルスが出てきている。その年に流行している型と一致する免疫を持っていないと、インフルエンザにかかる可能性があるということだ。

ワクチンを打っていれば絶対に大丈夫!というわけでもないらしい。新型インフルエンザウイルスのように今までにない型にはワクチンが有効ではない。もちろん、ワクチン接種はインフルエンザ予防としてとても大切なものだが、万能でないということも覚えておこう。

インフルエンザ感染予防には、ワクチン、マスク、生活空間のエタノール消毒、そしてビタミンDの十分な摂取を心がけよう。

文/阿部 純子

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