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タスク管理も目標もサクサク達成できる「妄想すごろくノート」の作り方

2019.01.14

「社長賞を取る」「英語を勉強する」「5キロ痩せる」毎年同じような目標を立てている人は多いのでは。その目標、楽に達成できる方法があるんです。「妄想すごろくノート術」考案者の原麻衣子さんにそのやり方や効果などを聞きました。

「妄想すごろくノート術」とは

 誰もが無意識に行っている脳内会議を見える化する事で、思考整理や目標達成ができるノート術です。アドラー心理学をベースとしたコーチングメソッドを活用しており、自分でも気づかない本音を発見することができます。

「妄想すごろく」ができたきっかけ

 幼少期の私は自己主張が苦手で、不満や願望はもちろん、嬉しい出来事すら家族や友人に話すことができませんでした。「あんな風になりたいなあ」「夢を叶えた自分はきっとこんな感じ」なんて妄想しては、頭の中いっぱいに浮かんでくるイメージを、誰かに話す代わりに文字にしていました。次第に、目標と、それを達成するための過程などをすごろくのマスのようにして書くようになり、「妄想すごろくノート」ができました。

 それからノートを書き進めるうちに、面白いほど目標を達成できるようになったんです。新卒で入社したのは男性ばかりの会社でしたが、当時の私の服装は、明るい色のスーツにハイヒールという「ザ・女スタイル」。取引先では門前払いされることも多々ありました。そこで妄想すごろくを使い、相手が自分に求めていることや、信頼してもらうために必要な事などを見える化していきました。

「女性らしさを出さないほうがいい」という考えに行き着き、髪の毛をひとつに縛り、グレーやブラックなど濃い色のパンツスーツと太くて低いヒールを身につけるようにしました。また、相手の趣味嗜好に合わせた会話を心がけることで、取引様との信頼関係を築くことができ、毎月目標以上の営業成績をあげることができました。

妄想すごろくノートの作り方

⑴ 1マス目に目標を書く

「こんなもんか」と妥協せずに、ハードルを上げてみましょう。より高い目標を掲げることで、今ある目標が通過点となり、達成しやすくなります。

⑵ 感じたことをありのまま書いてみる

 1マス目に書いた目標を見て、感じたことをどんどんマスに書いていきましょう。簡潔に書こうとしたり、書くことを選ぼうとすると、流れが止まってしまうので、「本当にできる?」「うーん」など、思いついたことを片っ端から文字にします。頭の中をすべて見える化することで、自分でも気づいていなかった本音を見つけることができます。

⑶ 目標達成できた自分を妄想する

 目標達成した自分はどんな気持ちなのか、どんな環境にいるのか、五感を使って妄想しましょう。なかなかイメージ出来ない場合は、5W1Hを使ってみると考えやすいですよ。例えば、社長賞をもらった自分を妄想し、「表彰台から見える景色は?」「誰にどんな言葉をかけてもらった?」「表彰式の食事は?」など、事細かにイメージしてみるのです。既にそれを経験している人に話を聞くと、よりリアルにイメージできていいですよ。漠然だったイメージが明確になることで、目標がより身近に感じ、モチベーションも上がります。楽しい妄想をしていると、どんどんマスが進みますよ!

⑷ 小さなステップに細分化

 大きく見える目標も、小さなステップの積み重ねでできています。目標達成に必要なことを細分化して、一つ一つクリアしていきましょう。クリアできたら、スタンプを押したり、マーカーでチェックするとモチベーションが持続しやすいです。

⑸ 目標達成した自分になりきってみる

「社長賞をもらった自分は背筋がピンと伸びて、自信に満ち溢れた話し方。◯◯ブランドのカバンを持っている。」など、⑶で妄想した自分になりきってみましょう。持ち物については、手の届く小物から始めても良いでしょう。妄想を形にし、セルフイメージを上げることで、他人からの印象や接し方も変わってくるので面白いですよ。

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