米国・ラスベガスで開催中の世界最大級の家電見本市「CES(Consumer Electronics Show)2019」で世界最大手のPCメーカーであるレノボが意外なプロダクトを発表しました。
それがコチラ!
ただの置時計?と思いきや実は様々な工夫、そして私たちが抱えている問題を解決するプロダクトなのだそうです。早速タッチ&トライしてみたのでレポートしていきます。
睡眠前後に必要なタスクを一通りこなせる最小限の機能を搭載
朝スマホの目覚ましで起き、夜はベッドの中でSNSを見たり、動画を見たり朝から晩までスマホ三昧の現代。寝るときもスマホを枕元に置いている人が多いと思います。でも、寝るギリギリまでスマホを使っているのは眠りの妨げにもなるって言うし、眠りかけたタイミングでLINEの通知が来るとウザいし、何かと問題は多い。
そんな問題を解決してくれるのがこのプロダクト、その名も「Lenovo Smart Clock」。
見た目通り、寝室のベッド脇に置いての利用を想定。一見するとただの卓上時計ですが、Google Assistantに対応し、「OK Google」と声をかければ明かりを消したり、時刻・天気・スケジュールやニュースなどを確認できます。
ただ、タッチ液晶を搭載しながらも機能を最小限に絞っています。昔のスマホを思い出す4インチのサイズのディスプレイを採用。これはつい動画を見ちゃったりするのを防ぐため、あえてこのサイズにしているそうです。睡眠の前後にスマホを触らなくてもいいように音声で天気やニュースの確認、アラーム、各種家電の操作など一通りのことができます。
一方で、サウンドには注力しており、フルレンジ6Wスピーカーを搭載。これは入眠時に音楽を聴きたいというユーザーのニーズを踏まえたもので、音楽再生はもちろん、ドルビーのノイズ消去技術でラジオ再生もクリア、必要に応じてChromecastとも連携できます。
気になる価格はというと、目覚まし時計ごときに数万円も払えるか!という意向を踏まえ、79ドル(約8600円)と1万円未満に設定してます。これくらいなら買ってもいいかなという感じではないでしょうか? 日本での発売はまだ未定とのことですがアメリカではこの春発売とのことなので、日本での展開にも期待したいと思います。
背面にはUSB端子を搭載し、スマホを充電することもできる…って、結局枕元にスマホ置くことばかり考えている筆者なのでした。
今回のCESではスマートスピーカーから一歩踏み込んだ、IoTデバイスが数多く登場してます。@DIMEでは引き続き、ユニークな製品を紹介していきますのでお楽しみに!
取材・文/石崎寛明(編集部)