2020年の五輪開催に合わせ、東京の至るところで再開発が進んでいる。渋谷エリアでは、駅周辺再開発の中核をなす「渋谷スクランブルスクエア」が、2019年秋に開業予定。池袋東口では都内屈指のシネコンを持つ「キュープラザ池袋」が4月にオープン。同じエリアに翌年開業予定の「ハレザ池袋」と合わせ〝シネマの街〟に変貌中だ。さらに四谷や晴海では、ますます人を都心に集中させるように住居の建設が進んでいる。
東京の都心部は、これまでの通う街から、働く・遊ぶ・住むをパッケージした都市へ生まれ変わろうとしている。
若者の街から脱却!ビジネスの色をプラスしてスクランブルな街へ【渋谷 NEWスクランブル】
東京都心部は〝100年に1度〟といわれる大規模再開発の真っただ中。そんな中、2027年度に完成予定なのが渋谷駅周辺エリアのプロジェクトだ。「駅周辺施設の老朽化や、駅施設の複雑化、ハイグレードオフィスの不足といった、渋谷の課題の克服と、多くの人が交わるスポットとしての魅力を強化した開発です」(東京急行電鉄 都市創造本部・浜本理恵さん)。また、渋谷駅から2.5km圏内を広域渋谷圏として、働く・遊ぶ・暮らす場所をひとつにした街づくりが進められる。その中心的な役割を担う「渋谷スクランブルスクエア第1期(東棟)」が2019年秋に開業し、駅周辺以外でも渋谷PARCO、宮下公園など、おなじみのスポットがリニューアル。渋谷の新しい顔が徐々に見えてくる。
〈今秋OPEN〉
展望施設からスクランブル交差点をランドマーク一望「渋谷スクランブルスクエア」
住所:東京都渋谷区渋谷2-23番外
高さ約230m・地上47階建の新たな渋谷のランドマーク。地下2階~地上14階は都市型商業施設、高層部は渋谷最大級の広さを誇るオフィスフロアで、ミクシィやサイバーエージェントなどが入る。
展望施設「渋谷スカイ」の最上部は屋外型では日本最大級。360度パノラマビューでスクランブル交差点を、天気が良ければ富士山も眺められる。