SMBCコンシューマーファイナンスは、20歳~29歳の男女を対象にした『20代の金銭感覚についての意識調査2018』の結果を公開。今の20代の消費意識は“背伸び消費”より“等身大消費”ということが明らかになったので紹介しよう。
20代の金銭感覚についての意識調査2018
普段(平日)、どのくらいの現金を財布にいれておくことが多いかを聞いたところ、「5,000円超~1万円以下」(27.7%)や「3,000円超~5,000円以下」(23.7%)に回答が集まり、『5千円以下』は累計で51.0%、『1万円以下』は累計で78.7%。また、平均額は9,396円。
毎月自由に使えるお金はいくらくらいか聞いたところ、平均額は32,224円。婚姻状況別にみると、平均額は未婚者35,411円、既婚者22,351円となり、自由に使えるお小遣いは未婚者のほうが13,060円多い結果となった。
自由に使えるお金がどのくらいあれば満足できるか聞いたところ、平均額は61,777円となり、実際に自由に使えるお金の平均額(32,224円)と比べて、2倍近い金額となっている。
全回答者(1,000名)に、仕事をリタイアする年齢までに、どのくらいの貯蓄があれば安心だと思えるかを聞いたところ、「1万円~500万円以下」(21.4%)や「500万円超~1千万円以下」(27.0%)に回答が集まり、1千万円あれば安心する人(「1千万円以下」の累計)が51.2%。半数以上の人が、リタイアまでに1千万円の貯蓄があれば安心できると考えているようだ。
20代の消費行動には、どのような傾向があるのだろうか。全回答者(1,000名)に、お金の使い方に関する様々な意識について、それぞれどの程度同意するかを聞いた。
まず、<多少無理しても、良いものにお金をかけたい>では、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計、以下同じ)が56.4%、<無理をせず、買える範囲で良いものを選びたい>では、『そう思う(計)』が86.3%。“背伸び消費”より“等身大消費”が20代の消費スタイルのようだ。
<結婚>をしようと思える世帯年収を聞いたところ、年収300万円でしようと思える割合(「年収300万円あれば」までの累計)は30.8%、年収400万円でしようと思える割合(「年収400万円あれば」までの累計)は43.0%、年収500万円でしようと思える割合(「年収500万円あれば」までの累計)は60.6%となった。
関連情報/http://www.smbc-cf.com/bincan-station/antenna/10.html
構成/ino