中型二輪免許でも十分楽しめる400cc以下のマルチパーパス/アドベンチャー4選【バイク図鑑】

世界中で人気爆発の「マルチパーパス／アドベンチャー」タイプのバイク。その中でも中型二輪限定普通免許でも乗れるモデルを4選した。大型バイクに乗るまでの自信が無い往年のライダーも、復帰の1台にいかが？

ホンダ『400X』79万2720円

アウトドアに似合うタフなイメージながら、随所に都会的なシャープさと洗練を感じさせる独特なフォルム。ボディサイドにはタイヤパターンがモチーフのストライプを採用し、ワイルドな個性をアピールする。並列2気筒エンジンは低振動化とコンパクト化を両立。異型断面ショートマフラーが奏でるのはツインエンジンならではの歯切れのよい低音だ。前後サスペンションはプリロード調整機構を備え取り、幅広いシチュエーションに対応。

ヘッドライト&テールランプはLED。フル液晶タイプのコンビネーションメーターなど、先進的な装備を積極採用。アルミキャストホイールはしなやかな特性でさまざまな路面状況に対応可能なY字型スポークとしている。

https://www.honda.co.jp/400X/

ホンダ『CRF250 RALLY』64万8000円〜／『CRF250 RALLY Type LD』64万8000円〜

フロントからリヤにかけてシャープに跳ね上がるフォルム、左右非対称の二眼LEDヘッドライト、そして大型ウインドスクリーン。ダカールラリーで活躍するCRF540 RALLYの血統を感じさせるデザインをまとい、クラスを超えた風格を感じさせる。オフロードでの力強さとストリートでの爽快感を味わえるエンジンはPGM-FI採用のDOHC単気筒。オーバルタイプのスチール製ツインチューブフレームは、高い剛性としなやかさを併せ持つ。

大型フローティングスクリーンを装備。スリット入りのシュラウドはライダーの下半身への風当たりを軽減しながら、エンジンやラジエターの熱気を効果的に排出する。さまざまなパーツを装着できるアクセサリーバーも。

足つき性と取り回しの良さを高めたローダウン仕様も用意。

https://www.honda.co.jp/CRF250RALLY/

スズキ『Vストローム250』57万240円／『Vストローム250 ABS』60万2640円

扱いやすさを重視した並列2気筒エンジンはジェントルな特性。ステージを選ぶことなく安定した走りを見せる。発進〜90km/hの加速性能を重視したカムプロフィールの採用で、常用域にフォーカスした仕様となっている。車体は250ccのメリットを生かしてスリム。ツーリングでの快適性を高めるためポジションはゆったりとしており、長距離走行での疲労を軽減する。燃料タンク容量は17Lを確保。低燃費と相まってロングでも安心感が高い。

高い風防効果を発揮するコンパクトなウインドスクリーン。大型アルミ製リヤキャリアはフックを装備。純正オプションのサイドケースを容易に装着できるアタッチメントも配されている。メーターはフル液晶ディスプレイ。

http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/dl250al9/top

カワサキ『VERSYS-X 250』62万9640円／『VERSYS-X 250 TOURER』68万3640円

快適なツーリングを楽しむために充実な装備をおごる。ロングストロークなフロントフォークとリンク式リヤサスペションの組み合わせは、オンロードでの軽快な走りと、オフロードでの走破性を両立する。スムーズなパワー特性の並列2気筒エンジンは、オフロードで多用する低回転域で粘り強さを発揮。高回転域の十分なパワーがオンロードを楽しませる。TOURERはパニアケースやエンジンガードなどのアクセサリーを標準で装備する。

アドベンチャースタイルを強調する大型のウィンドシールドは、アッパーカウルとあわさり高いウィンドプロテクション性能を発揮。ロングルーリングでも疲れにくい大面積のタンデムシートと優れた設計によりシート高を815mmに抑えることに成功。

https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/versys-x250/

文／木村公次郞