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「冬は太りやすい」は本当か?医師に聞いてみた

2019.01.04

医師がすすめるカラダにイイこと!教えてDr倉田

冬はご馳走が盛りだくさんの季節ですね。忘年会や新年会、クリスマスやお正月など、イベントや外食が多く楽しい一方で、「冬太り」や「正月太り」という言葉に耳が痛い方もおられるのでは??

今回は、「冬に太るのは本当か?」を中心に、冬に食べる機会が多い「ケーキとの付き合い方」もご紹介しましょう。

本当に「冬は太る」のか??

欧米では、体重増加を引き起こす要因として『Holiday weight gain(11月下旬の感謝祭から1月頃までの期間)』という冬季特有の体重増加が注目されています。

日本人とカナダ人の1年間の体重変動を比べると、「日本人±0.38kg、カナダ人±1.83kg」で、日本人は欧米人に比べ1年間の体重増加量は少ないようです。

ただし人種だけでなく、食文化や身体活動量(車社会や電車社会)なども考慮する必要があります。

日本人の大学生533人を対象にした研究では約55.5%が冬太りと正月太りを実感し、体重増加の平均は1.2kgでした。男女別でみると、女性の方が冬太りを実感しやすいです。

「熊の冬眠」のように動物は、気温の低下に伴う食物不足に備え、秋に脂肪をため込み、冬に貯蔵したエネルギーを消費して飢えをしのぎます。ヒトも同様の仕組みを持っていますが、十分な食料が確保されているので、体脂肪が高いままになります。

 動物本来の生存能力として、「”冬太り”すること自体は避けられない」ことだと言えます。

太らない「ケーキ」の食べ方はあるか??

「ケーキ」は、洋菓子店だけでなくコンビニなど、いつでもどこでも手に入ります。最近「スイーツ男子」という言葉もありますが、飲んだ後の締めに食べる「ケーキ」は魅惑的ですよね?

「ケーキ」と言っても、種類や作り方、大きさも材料も、カロリーも異なります。

どの「ケーキ」がヘルシーかという情報は溢れていますが、実際には比較がとても難しいです。

私は学生時代に「ドトールコーヒー」でアルバイトをし、ドリンクやフード、食材仕込み、レジ、洗浄などを幅広く経験する機会がありました。

そこで、公式HPに各メニューのカロリー情報が掲載されている、『ドトールコーヒー』のメニューを参考にしてみましょう。ただし私個人の好物だけをピックアップしています。

・北海道かぼちゃの「タルト」 341kcal
・「ミルクレープ」 317kcal
・2層の「チーズケーキ」 301kcal
・熊本県産和栗の「モンブラン」 287kcal

<参考> スイートポテト 130kcal、ベルギーワッフル 172kcal
ジャーマンドック 309kcal、
ミラノサンド Aサンド(ビーフパストラミ&生ハム) 384kcal

カロリーが高いと思われている「モンブラン」が、ヘルシーなイメージの「チーズケーキ」よりも低カロリーなことに気が付きませんか?

あくまでも「1食(1個)当たりのカロリー」で、商品ごとに大きさや重さが異なります。

もし大きさが同じであれば当然、カロリーも変わってきます。

さらにお店で「ケーキ」だけを注文して食べますか?

多くの方は「ドリンク」も一緒に注文することでしょう。

「ケーキ」同様に「ドトールコーヒー」のHPによると、「ブレンドコーヒー(S)5kcal、カフェラテ(S)73kcal、ココア(S)196kcal」です。

皆さんがダイエットを気にしていて、「ドトールコーヒー」に行く機会があれば、「モンブラン+ブレンドコーヒーの組み合わせ」がおススメと言えます。

アルバイト当時、売れ残りの「ミルクレープ」を2~3個食べることがありましたが、今考えるとかなりのカロリーを摂取していたことになり、冷や汗が出ます。

1日の内で、体温が高く太りにくい時間帯は「15~18時頃」いわゆる「おやつの時間」です。「ケーキ」を食べるのはこのタイミングが良いでしょう。

「冬太り」は、「ケーキだけが悪者か?」というよりも、一緒に食べる食べ物や飲み物(お酒含む)もカロリーが高いものが多いことが関係していると考えます。

一般的に「アイスケーキ」は、通常のケーキよりも低カロリーの様ですから、ご参考にしてみて下さいね。

誘惑は多くても、宴会帰りの「ケーキ」は禁物ですよ。

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