夫が「妻の実家」に帰ったときの注意点
ところで、帰省となれば、妻の実家に家族そろって帰ることもあるかもしれない。そんなとき、夫はどんな風にふるまうのがいいのだろうか。佐藤さんは次の4つをアドバイスする。
1.帰省前にあいさつの電話を入れる
「事前にあいさつをしておくと、しっかりしている夫だという印象を与えられます。また手土産は何が良いか要望を聞いておくのもいいですね」
2.起床時刻など現在の生活スタイルを聞き出して合わせる
「妻の実家に着いたら、ぜひいつも何時に起きているかなど、その家の生活スタイル、タイムスケジュールをさりげなく聞き出し、それに合わせて生活するといいですね。妻の家のペースを乱さないことがポイントです」
3.力仕事など男手が必要な家事を手伝う
「夫としては、ぜひ大掃除などで力仕事が必要になれば、買って出ましょう。わかりやすいので評価が得られやすく、好印象を与えられます」
4.妻を呼ぶときは名前で呼ぶ
「いつも妻のことは、『おまえ』や『ママ』『お母さん』などと呼んでいるかもしれませんが、妻の実家帰省時には、義両親に失礼な感じを与えるので、妻を呼ぶときは、『妻の名前』で呼ぶことをおすすめします」
年末年始の実家帰省に関する悩みは、挙げればきりがない。せめて今回挙げられたダメ夫にならないように心がけて、新年をすがすがしく家族みんなでお祝いしたいものだ。
【取材協力】
佐藤 律子さん
一般社団法人異性間コミュニケーション協会 代表理事
1972年宮城県生まれ。婚活イベントのカップル成立率60%以上、考案した異性間コミュニケーション講座の受講者は延べ3万人超え、企業研修アンケートの満足度「とても良い・良い」90%以上を継続。著書「ずるいくらい思いのままに恋が叶う」(かんき出版)「7日間で運命の人に出会う!頭脳派女子の婚活力(青春出版社)「理屈で動く男と感情で動く女のわかり合える会話術」(かんき出版)「ほめられると伸びる男とねぎらわれるとやる気が出る女」(青春出版社)『女性自身』『ゼクシィ』など取材掲載や『乃木坂工事中』などテレビ番組の恋愛・結婚コーナーの監修、出演多数。
http://www.iseikan.or.jp/
取材・文/石原亜香利