●不安と興味の2軸で性格が形成される
『LOVOT』の感情は2軸で組み立てられる。興味の対象はユーザーで、なでられると不安が小さくなり、興味が大きくなる。叩かれると不安が大きくなり、興味が小さくなる。しかし、同じ調子でなでられ続けると3軸目となる興奮が小さくなってくる。顔認識によってユーザーを個別に認識して、どんな行動をとるかによって学習して対応を変化させるのだ。また、最初に販売される2体セットでは個々の性格にも違いが設けられている。コネクト機能によって、1体がなでられていることを感知して、もう1体がユーザーに寄ってきて自分もなでられたいとアピールするという。これが『LOVOT』の社会性であり、お腹のNFCを使って、他の『LOVOT』とお友達になる機能も備えている。
ロボテックステクノロジーの進化年表にはaiboやPepper風のロボットが描かれていた。
頭部のセンサーホーンの先端にある半球カメラによって人検出と顔認識がおこなわれる。
センサーホーンがスマホ相当、本体がノートPC相当のCPUを搭載して、さらにディープラーニングアクセサレーターを持つ。巣にあたるネストはデスクトップPC並みの処理能力を持つ。
ユーザーがなぜると『LOVOT』は安心して、その人に興味を感じる。
ユーザーになでられ続けると大きかった興奮が次第に小さくなる。
ネストにはエッジコンピューターとストレージが内蔵され、誘導用超音波モジュールで『LOVOT』を誘導して充電したり、バックアップを取ったりする。
LEDモニターに表示される目には10億通りの表情があるという。
見守り機能と留守番機能があり、部屋をマッピングして遠隔操作で任意の場所に移動できる。
指示された場所まで移動してカメラで部屋の様子をモニターできる。