ケースの出し入れで電源ON/OFF・Bluetooth自動接続
はじめて使用する際にはペアリング作業が必要だが、それ以降はケースから取り出すと自動でデバイスに接続される。電源のON/OFFは、ケースの出し入れによって行い、イヤホン自体に電源はない。
例えば、iPhoneを使用している場合。Bluetooth機器に接続する際には、iPhoneでBluetoothをオンにした上で、接続する機器を選択する。
GLIDiC Sound Air TW-7000は、ケースから取り出すだけで自動的にiPhoneに接続されるため、iPhone側での操作は不要だ。(ただし、iPhoneが他のBluetooth機器に接続していないことが必要)
【実際に使用してみて(Bluetooth)】
同製品は、「Bluetooth®機能を搭載しているスマートフォン・タブレット、その他音楽再生機能、通話機能を有するBluetooth®搭載機器」に対応している。
早速iPhoneではなく、MacBook Airでの接続も試してみた。iPhoneと接続中には一度も不具合は生じなかったが、Macでは「曲の遅れ・途切れ」が発生した。おそらく何かしらの干渉が原因と思われるが、少し残念な点である。
また、普段と違うデバイスで使用するためには、一度使用しているデバイスでの接続を解除してから、再度登録(ペアリング)を行わなくてはならない点もやや不便さを感じた。
<良い点>
・iPhone(スマホ)でのペアリング作業は初回のみ
・ケースから取り出すだけで接続が完了する(毎回iPhoneで接続する必要なし)
<注意点>
・普段と違うデバイスで使用するためには登録の解除・ペアリングが必要
・Bluetoothを使用している以上、何かしらの干渉を受ける可能性がある(iPhoneでは一度も問題なし)
デザイン・装着感・音質
GLIDiC Sound Air TW-7000のカラーは、黒1色のみ。落ち着いた雰囲気で、高級感もあるスマートなデザインだ。
片側6.5gのイヤホン本体はとても軽く、装着感も申し分ない。長時間の使用でも耳が疲れることはないだろう。また、カナル型であるため耳から外れるリスクも少ない。
【実際に使用してみて(音質)】
※はじめに断っておくと、音の好みは人それぞれだ。以下は、筆者の個人的な好みを多分に含んでいる点をご了承いただきたい。
GLIDiC Sound Air TW-7000は高音質を謳っている。たしかに、音質は悪くない。安価なBluetoothイヤホンと比べたら雲泥の差である。しかし、筆者には少し物足りなさを感じた。その理由は、音の好み・普段聴く音楽の種類に起因する。
スペックを見ただけではわからないが、GLIDiC Sound Air TW-7000は中音域強調型(いわゆる「かまぼこ型」)である。そのため「歌」は聴きやすいものの、低音・高音には弱い印象だ。バンドのサウンド、特にベース音などの低音を好む方には、少し物足りなさを感じるかもしれない。
繰り返すが、「音質が悪い」わけではない。J-POPなどの「歌を聴くことがメイン」となるジャンルには十分おすすめできる。
<良い点>
・軽く、装着感が抜群
・カナル型で落下リスクが少ない
・長時間の着用でも疲れない
<注意点>
・サイズはやや大きめ(装着後は気にならない)
・中音域強調型(かまぼこ型)