パナソニック「ボディトリマー」の大ヒットにより、より浸透した感のある男性の〝ムダ毛ケア〟。最近の調査(※1)でも、男性の59.2%が「自分のムダ毛が気になる」と回答している。一方、女性も61.2%が「男性のムダ毛が気になる」と回答しており、性別を超えてムダ毛ケアの必要性を感じ取っているようだ。
また昨年の調査(※2)では、気になる部分のムダ毛を「ツルツルにしたい」と回答した男性が31.3%に達しており、「ケアするなら徹底的に」と考える男性も多いことがわかる。
※1 20~40代男女630名(男性316名・女性314名)を対象にした『【男女・世代別】「体毛・ムダ毛」に関する意識調査』(2018年6月29日~7月3日実施)
※2 20~30代日本人男性220名を対象に実施した「男性の脱毛・ムダ毛ケア事情」アンケート調査(2017年6月20日~6月23日実施)
・いずれも男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」調べ
そこで今回、メンズビューティー が注目したのがパナソニック『ES-WP80 光美容器 光エステ (ボディ&フェイス用)』だ。
これは黒い毛に反応するフラッシュでムダ毛を目立たなくするほか、光の刺激で角質を剥がしやすくして、キメ感のある明るい素肌に導いてくれるという光美容器だ。
そう聞くと、どこか女性専用の美容家電にのようにも思える。しかし、同社サイトを見ていくと「男性もご使用いただけます」という記述が。それだけ問い合わせも多いのだろう。本体もホワイト系のカラーリングが採用されており、ユニセックス系の佇まいを見せている。
ただし、男性のヒゲには効果がないので注意したい。
それでは、まず光エステの機能について紹介していきたい。
パナソニック
ES-WP80 光美容器 光エステ (ボディ&フェイス用)
本体サイズ/高さ249×幅79×奥行き56mm(アタッチメント装着時)、約402g
連続使用回数/約600回
アタッチメント/ボディ用アタッチメント、フェイス用アタッチメント、ビキニライン用アタッチメント
使用できる部位/ウデ、アシ、ワキ、ビキニライン、顔
オープン価格
・本商品は、医療機器ではありません。永久脱毛とは異なります。
・効果には個人差があります。
自宅でムダ毛ケアが出来る光美容器だ。その特徴としては、新たに「W(ダブル/2本)ランプ」を搭載し、2倍のハイパワーを実現。1回の照射で2本のランプを連続発光させることで、総光量はそのままに1照射あたりの刺激を低減させ、肌にやさしい照射を実現したという。
同社では、従来はワキ・ビキニラインのケアは1週間に1回必要だったが、この「Wランプ」により、顔を除く全身のケアが2週間に1回で済む、と説明している。
さらにヘッドの照射面積を8.3cm2と従来品の約1.5倍に拡大。照射間隔も約2.1秒から最短約1.4秒に短縮したことで、スピーディーなムダ毛ケアを実現した。
付属するアタッチメントはボディ用(写真手前)、フェイス用(写真左上)、ビキニライン用(写真右上)の3種類。使用部位のイラストアイコンのないものがボディ用。今回はスネ毛に使用するため、ボディ用を選んだ。
そして使用する前に必ず、ケアする部位のムダ毛の除毛を行うこと。ムダ毛が残っていると肌への刺激が強くなったり、本体も作動しない場合がある。また肌色に関してもパッケージや商品サイトに示された「使用できる肌色の目安」を参照しておきたい。
さて、ムダ毛処理といえば、今回も活躍したのがメンズビューティーユーザーにはおなじみのパナソニックのボディトリマーだ。
パナソニック
ボディトリマー ER-GK70
本体サイズ/高さ192×幅33×奥行き47mm、約140 g(アタッチメント含まず)
付属品/肌ガードアタッチメント(2mm)、長さそろえアタッチメント(3mm/6mm/9mm)
オープン価格
今回の体験者のスネ毛。なかなかの生えっぷりだ。これが、まずER-GK70によって、どのように変わるのか。まず3mmの長さそろえアタッチメントを使い、長い毛をカット。頭髪でいえば、〝スポーツ刈り〟状態とした。
続いて長さそろえアタッチメント、肌ガードアタッチメントのいずれも使わない、いわゆる直刃で仕上げを行なった。というのも、黒い毛に光が反応して、肌への刺激が強くなることがあるからだ。
こうして除毛したのが上の写真。さすがER-GK70、きれいな仕上がりだ。大切なことなので繰り返し説明しておくと、光ケアの前には必ず除毛すること。また、肌に残った毛クズもきれいに取り除いておく。
さらに初めて使用する際は、事前にパッチテスト(皮膚試験)も行なうこと。
事前のムダ毛ケアも終わり、いよいよ体験開始。ボディー用アタッチメントを装着して、出力レベルを選択。今回は初めてということで「LV1」(レベル1)を選択。
本体はヘッド部を肌に対して90度になるようにあてる。その際、アタッチメントと肌の間にすき間ができないように注意する。
そのまま肌に密着するように押し当てる。次の瞬間、発光!視覚的にはカメラのストロボ(フラッシュ)に近い。照射後、約3秒で「ピッ」という電子音がすれば、次の照射準備が完了。次の場所に照射する。
また、ヘッド部を肌に押しあてながら、肌の上を滑らせて移動することで10回までの連続照射も可能だ。
脚であれば最初の2か月は2週間に1回など、一定期間の使用が推奨されているが、1回の使用でもスベスベ肌を実感。肌の色も明るくなったようだ。
さらに画像ではわかりにくいかもしれないが、処理したムダ毛の毛穴に注目。通常であれば黒いポツポツとなって残っているものが、ほぼ目立たなくなっている。
光エステを使用した中指周辺エリアと、未処理の小指の先あたりのふくらはぎ部分を注視していただきたい。
この成果であれば、冒頭のアンケートで紹介した〝ツルツル志望男子〟たちも満足するに違いない。
撮影/末安善之