Gmailからの迷惑メールをキャリアの設定でブロックする auの場合
iPhone・スマホで契約しているキャリアのメールアドレスを使用している場合には、独自の迷惑メールフィルター設定を利用するのが良い。
auの場合には、「迷惑メールフィルター設定」が用意されている。Gmailからの迷惑メールがキャリアメールアドレス(〜@au.com/〜@ezweb.ne.jp)宛に届く場合、設定しておくことで、なりすましや迷惑メールの疑いのあるものをブロックしてくれる。
「オススメ設定」も用意されているので、「難しいことはわからない」という方は同設定を選択して様子を見よう。
その他のキャリアの方は、それぞれの公式サイトから内容を確認し、設定しておこう。
Gmailからの迷惑メール「有料化しました」が増加中
Gmailからの迷惑メールの中には、人の不安を煽るものが存在する。
例えば、「【重要】登録しているサービスの無料期間が終わるため、来月から有料になります。解約するためにはリンクをクリック(もしくは返信を)」など、こちらに何かしらのアクションを求めてくる。身に覚えがない場合には、そのまま無視した方が良い。
また、実際に存在する企業・サービス・サイトを装った「フィッシングメール」はさらに厄介だ。中には本物と見分けがつかないメールやサイトもあるため、内容を十分に確認した上で、少しでも怪しさを感じたらサービス元に、直接こちらから確認をするようにしよう。
ログインを促されIDやパスワードを入力してしまうと、それらの情報が盗み取られることがある。慌てて返信したり、リンククリックしたりしないように注意しよう。
Gmailからの迷惑メールは自動削除される?
Gmailで迷惑メールの設定をしておけば、同じアドレスからのメールは次回から迷惑メールフォルダに入る。
ただし、その時点ではメールは削除されていない。迷惑メールフォルダに振り分けられた後30日間は保管され、その後自動的に削除される。
迷惑メールフォルダを開かなければ不快なメールを目にすることはないが、「フォルダ内に存在していることが嫌だ!」という方は、「迷惑メールを今すぐ空にする」機能を利用しよう。同機能を使用すると、迷惑メールフォルダに振り分けられた迷惑メールがすべて削除される。
ただし、先述したようにGmailでは、迷惑メールでないものまで迷惑メールフォルダに分類されてしまうことがある。今すぐ削除を実行する前に、必要なメールが迷惑メールに振り分けられていないかを、必ず確認するようにしよう。
残念ながら、人の不安を煽る迷惑メールが後を絶たない。それらを根絶するためにはまず、自分自身が意識を高めることが重要だ。今回紹介した対処法を試しつつも、「安易にメールを開かない」「慌ててクリックしない」など、ぜひ日頃の意識を高めておいてほしい。
取材・文/久我裕紀