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高級ホテルほど危険!?知っておきたい海外で無料Wi-Fiを使うリスク

2018.11.30

旅行や出張での海外渡航時、現地での情報収集や地図アプリ利用、SNSの利用、仕事のメールなどをするために、スマートフォンやタブレット、PCなどでインターネット接続を行うことは必須だ。

その際、街中などにおいて無料で利用することができるWi-Fiスポットに接続し、通信費を節約するという人も多いことだろう。

しかし、実は公衆Wi-Fiは無料、もしくは低料金で使えて便利な半面、気をつけて利用しなければ、パスワードやメールの内容などの個人情報、ビジネスパーソンであれば機密情報を漏洩させてしまうリスクがあることをご存じだろうか?

無料Wi-Fiスポットが危ない可能性があることを知っている人は7割(70.5%)

Q1.無料のWi-Fiスポットが個人情報漏洩などのリスクがあり、危ないことを知っていますか?

無料Wi-Fiスポットが個人情報漏洩などのリスクがあり、危ないことを知っていると回答した人は70.5%。一般的にある程度認知されていることがわかった。

<危ない公衆Wi-Fi①>暗号化されていても注意が必要!?無料Wi-Fiスポットは簡単に盗み見されてしまう

公衆Wi-Fiサービスで、SSIDの右横に鍵マークがついていない=暗号化されていないWi-Fiの利用には注意が必要だ。コンピュータの無線LANカードには、「プロミスキャス・モード」という動作設定があり、この設定にすると、アクセスポイントから流れている全てのパケットを収集することができてしまう。

つまり、同じWi-Fiを利用している悪意あるユーザーがこのプロミスキャス・モードを設定していれば、自分を含むすべてのユーザーの通信内容を盗み見することができてしまうのだ。

※SSL/TLSなどで通信そのものが暗号化されている場合を除く。

また、WEPやWPAといった暗号化処理をされていれば安心かというと、実はそうではない。カフェなどでWi-Fiを利用する際に、キー(パスワード)はかかっていても、キーが公開され、全員が同じキーを使用しているような場合、暗号化されていてもキーさえ知っていれば復号することは可能なので、暗号化されていないも同然なのだ。

海外旅行で何らかの通信を利用する場合、無料のWi-Fiスポットを使用すると回答した人は過半数(56.0%)

1位 無料のWi-Fiスポット(56.0%)
2位 海外用Wi-Fiルーターレンタル(19.0%)
3位 国際ローミング(13.9%)

海外旅行の際に、何らかのインターネット/SNSの閲覧など、通信手段を用いる人のなかで、一番利用されているのは「無料のWi-Fiスポット(56.0%)」であり、他を引き離して大多数という結果となった。

海外旅行においての通信手段を選ぶ際に、「価格が安い」ことが重視されている中で、無料であるWi-Fiスポットが多用されているようだ。

Q2.あなたが海外旅行中の通信手段を選ぶ際に、重視することを全てお答えください。

<危ない公衆Wi-Fi②>高級ホテルほど危険!? ホテルのネットワークがウイルス感染している場合も

主にホテルのWi-Fi(及び有線LAN)を利用する際には、偽物だけでなく本物のWi-Fiにも危険性は潜んでいる。ハッカーが何らかの方法でホテルのネットワークに侵入し、ウイルスに感染させる。ホテル利用者がウイルスに感染されたネットワークに接続すると、Adobe FlashやGoogleツールバーなど、多くの人がインストールしている著名なソフトウェアの更新を促されるのだ。

このソフトウェア更新を勧める表示は偽物であり、表示に従って更新プログラムをインストールしてしまうと、個人情報や企業の機密情報など、PC上のあらゆるデータが抜き取られてしまう危険がある。ウィルスソフト開発会社のカスペルスキーではこのウイルスを「Darkhotel(ダークホテル)」と名づけて注意を呼び掛けているようだ。

無料Wi-Fiスポットに、偽のアクセススポットがあることを知っている人は過半数以下(46.6%)

Q3.無料のWi-Fiスポットには、なりすまし目的の 「偽のアクセススポット」が紛れている可能性があることを知っていますか?

無料Wi-Fiスポットの危険性について、漠然と認知はしていたとしても、実際にどのような危険性があり得るのか、どのようにして個人情報が漏洩してしまう可能性があるのか、認識が低いという結果に。認識はしていても、実際の対策までおこなえている人は非常に少ないことがわかった。

<危ない公衆Wi-Fi③>そのWi-Fi、ハッカーが仕掛けた偽物かも!? 見分けがつかない“悪魔の双子”にご注意!

公衆Wi-Fi利用時に気をつけなければいけないのが、「Evil Twins(悪魔の双子)」と呼ばれる、偽物(なりすまし)のアクセスポイント。公衆Wi-Fiでは、SSIDとキー(パスワード)が公開されているため、ハッカーは公衆Wi-Fiと全く同じSSID、キーを設定した偽のアクセスポイントを作ることができるのだ。

ハッカーは、ホテルやカフェなどで、本物と見分けがつかない偽のアクセスポイントを作る。ユーザーは偽のアクセスポイントに接続してしまうと、犯罪者に通信内容を盗み見されてしまう他、通信内容を改ざんされたり、接続先を変更されてしまったりするリスクがある。

安心なのは、携帯電話の通信やモバイルWi-Fiルーター

自分が行っている通信を盗み見されたり、偽物、ウイルスに感染したネットワークに接続してしまったりするリスクがないのは、携帯電話での通信やモバイルWi-Fiルーターを利用する方法だ。

また、海外渡航先で携帯電話を使ってネット接続する方法には、普段日本国内で使っている携帯電話会社のローミングを使用する方法や、現地の携帯電話会社が発行するプリペイドSIMを購入する方法などがある。

前者は普段使用している携帯電話やスマートフォンをそのまま海外で使うことができるため利便性は高い一方、料金は1,980円~2,980円程度と、長期間滞在する場合は費用がかさんでしまう。さらに、接続先の設定を誤り、提携外のネットワークに接続してしまうと、料金が高額になってしまう場合も。

後者は、コストは低く抑えられるが、設定が煩雑な場合もあり、基本的な知識や語学力に自信が無い人にはおすすめできない。また、SIMフリーの端末を用意する必要もある。

最もおススメなのは、モバイルWi-Fiルーターをレンタルする方法だ。低料金で手軽に借りられるので、この冬、海外旅行を考えている方はぜひ利用してみると良いだろう。

<調査概要>
・調査タイトル:Wi-Fiに関する調査
・調査実施日時:2018/10/26~2018/10/29
・地域:全国
・性別:男女
・年齢:10(18,19歳)-60代
・サンプル数:400s
・その他:海外旅行経験者(半年以内に行く予定含む)、性年代均等割付

出典元:株式会社ビジョン

構成/こじへい

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