インクにもこだわるのが万年筆、おしゃれな文字にはこれがおすすめ!
色ごとにペンを変えるボールペンやサインペンと異なり、お気に入りの軸に好きなインクを入れられるのは万年筆ならではの醍醐味。黒と思わせておいて、違う色で書かれたら、相手に「おしゃれ!」なんて思わせることも……? どんな色があるのか、ここからはおすすめの万年筆インクをご紹介します。
万年筆で赤ってあり? 意外にオシャレなおすすめ赤系インク
インクの赤というと鮮烈な赤色を想像するかもしれないが、万年筆で使うインクには趣深い赤も用意されている。パイロットが発売している色彩雫(iroshizuku)シリーズには、「ツツジ」「コスモス」「モミジ」「ユウヤケ」「フユガキ」の5種類がある。言葉だけではなく、文字の色で空気感まで表現できるのだ。季節の挨拶を送る手紙などには、最適のインクと言えそうだ。
ブルー系の万年筆インクならこれらを強くおすすめしたい!
ブルー系のインクは各社からたくさん発売されているが、おすすめしたいのはウォーターマンの「インスパイアブルー」。とても発色の良い鮮やかな水色で、ちょっとした伝言メモであってもこのインクを使えば、あなたのおしゃれ度が相手に伝わるだろう。
ウォーターマンの起源はアメリカだが、現在はフランスの筆記具メーカーとなっている。インクの鮮やかな発色、万年筆の流麗なボディデザインには、フランスの美学が活かされているのかもしれない。
スタンダードな万年筆インク、黒。おすすめはコレ。
強くクッキリとした筆跡で、しかもサラサラと書くことができるのは万年筆の特徴。インクの種類は数あれど、やはり黒が一番という人もいるだろう。
黒でおすすめするのは、赤系インクでも紹介したパイロットの色彩雫(iroshizuku)シリーズだ。タケスミ(竹炭)というインクは、ただの黒ではなくツヤのある黒が出ると、口コミでも評判が高い。柔らかいペン先を使えば、濃淡を表すことさえできそうだ。
最後は万年筆の王道。おすすめのブルーブラックインク。
万年筆のスタンダードインクは黒と思われがちだが、「インク沼」にはまった人たちに言わせると王道は「ブルーブラック」だ。その代表格とも言えるのが、モンブランの「ミッドナイトブルー」。数年前まで「ブルーブラック」という名前で販売されており、いまもファンが多い。
書いた直後は深く吸い込まれそうな蒼だが、時間が経つと黒に変化する。その味わいは唯一無二。余裕があれば、マイスターシュテュックとコンビで使いたい。
PCやスマホがあれば文章は作れるが、軸(ボディ)、ペン先(ニブ)、インクと無数の組み合わせが楽しめる万年筆は、あなたのクリエイティブな感覚を強く刺激するだろう。この機会に、お気に入りの一本を見つけてみてはいかがだろうか。
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取材・文/ねこリセット