Googleが自ら開発し、販売もしている「Pixel 3/3 XL」。ドコモとソフトバンクからは販売されていますが、auは残念ながら扱ってはいません。
そんなPixel 3/3XLをどうしてもau回線で使いたい人もいるでしょう。実際に使えるのでしょうか?
auのSIMカードも対応。ただし準備が必要
Pixel 3/3 XLはauネットワークとのIOT(IOT: Inter-Operability Testing、相互接続性検証)を行っており、Googleが販売しているSIMフリーモデルにau VoLTE対応のSIMカードを挿すと、支障なく使うことができます。
写真はPixel 3 XLのSIMフリー版。auのネットワークでも使えます。ちなみにドコモとソフトバンクから販売されるPixelにはSIMロックがかかっていますので、auのSIMで使う場合はSIMロック解除が必要です。
ただ、今使っているauのSIMカードを抜いて、それをそのままPixelに挿しても、おそらく音声通話はできてもデータ通信はできないでしょう。
auは、SIMフリーのAndroidスマホでデータ通信を行う場合、インターネット接続サービス(ISP)として「LTE NET for DATA」に加入し、スマホでアクセスポイント設定(APN設定)をする必要があります。
auが販売しているAndroidスマホやiPhoneは、通常「LTE NET」でデータ通信を行っていて、APNも自動で設定されますが、SIMフリースマホを使う場合はLTE NET for DATAになり、自分でAPN設定をする必要があるのです。
LTE NET for DATAは、Wi-Fiルーターなどのデータ通信端末用のISPで、利用料は月額500円。LTE NETより200円高くなります。「My au」の「オプションサービスの変更」から手続きが可能。手続きが完了し、適用されるまで少し時間がかかるので待ちましょう。
なお、LTE NET for DATAだけの契約になると、「@ezweb.ne.jp」のケータイメールは利用できなくなります。引き続き使いたい場合は、LTE NETとLTE NET for DATA両方を契約しておかなくてはなりません。ここはちょっと高くつきますが、料金プランは通常のスマホと同じ「ピタットプラン」や「フラットプラン」で使えます。