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「ヒザ上PC」「ブリーフ」はNG!?妊活男性が心がけたい精子のためにできる10のコト

2018.11.30

妊活は女性だけがやるべきものではない。男性も気に懸けるべき問題だ。

そこで今回、男性にフォーカスをあて、妊活の実態や今からでもできる取り組み方について、順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授辻村晃先生のアドバイスと共に情報を提供していく。

妊活前の男性は、精子の機能をアップさせるべし!

Q.主に20~30代の妊活前の男性が、日常生活の中で意識して注意した方が良いことや気を付けるべきポイントを教えてください。

A. 気をつけるべきこと=「精子の機能をアップするためにできること」
何気ない行動が、実は精子機能を下げている可能性大です!

日常生活の中で、男性が気をつけておくべきポイントはたくさんあります。これを注意しておくことで、精子の機能をアップすることができます。年齢と共に機能が衰えていくだけでなく、DNAにダメージを受けた精子が増え、流産率が上がるという研究結果もあります。若い方が受精する能力が高いため、早いうちからできることに取り組んで、精子機能アップを心がけることが重要です。

下記にまとめた、日常生活の中でできる「男性が気をつける10のコト」で、セルフチェックをしてみましょう!

「男性が気をつける10のコト」で、自分の行動をセルフチェック!

(1)膝上のPC作業はNG
基本的に精子は温め厳禁!熱すぎる温度は精巣がダメージを受ける。適温は32~33度とされており、PCを膝上に乗せて作業することで、その熱により睾丸の温度が上がってしまう。

(2)サウナや熱すぎるお風呂は控えて
毎日のように、サウナや熱いお風呂に長時間入ることは避けよう。適温での入浴や、時々サウナを利用するなら問題ない。

(3)ブリーフ派<トランクス派
タイトな下着より、少し余裕のあるゆったりした下着を履いている人の方が、精子濃度が高く運動率も高いという医学研究がある。下着内の熱を上げない、通気性の良いものを履くのがベスト。

(4)圧迫は厳禁!
長時間自転車にのることで睾丸を圧迫すると、温度上昇・血流悪化の心配が。圧迫により、勃起力の低下も報告されている。

(5)タバコNG!
タバコは全ての面で精子の敵!数を減少させ運動率も悪化させる。血流悪化により勃起不全のリスクも高めることから、禁煙は常識だ。

(6)ストレスは溜めないで
ストレスを溜めすぎると男性ホルモンのバランスが悪化し、睾丸に悪影響が。運動するなど健康的にストレ

(7)アダルトサイトの見すぎは悪影響も
アダルトサイトを観る機会が増えたことで、リアルワールドでの性行為が困難になるケースも。結果、性機能障害を引き起こす原因のひとつに。

(8)無理に禁欲せず、性交渉の回数は増やそう
1週間ほど禁欲すると精子濃度は高くなる。ただし、期間が長すぎると運動率と質はどんどんダウン。ベストな期間は3~4日。

(9)メタボ気味なら要注意!
肥満気味の人は、高血圧や高コレステロールなど健康状態が悪化しやすい状態。これは精子にとってもマイ

(10)3食バランス良い食事+サプリメントなど
精子も体の一部。食べたものでできている。栄養バランスの良い食事は精子力アップの基本。特に、抗酸化の強い食材や、品質の良い抗酸化サプリメントを積極的に摂ろう。

メンズヘルスケアの専門家・辻村晃先生よりアドバイス

Q.男性の妊活に対する知識や積極性がまだ不十分である現代において、男性の妊活に対してアドバイスをいただけますか?

A. 自分の精子について知るために、きちんと検査を受けましょう。
一言に「妊活」というと、検査は女性だけが取り組むものが多いと思われがち。ですが、不妊の原因の約50%は男性にあると言われています。ヨーロッパの研究から、精子の数や運動量は世界的にみても年々下がっている傾向にあることが分かっています。その原因は様々ですが、肥満や生活習慣、喫煙など、誰しもに関係あることばかりです。「自分は大丈夫」と思わずに、男性も一度検査を受けてみることが重要です。原因や気付きがあるかもしれません。

年齢には逆らえないからこそ、規則正しい生活と健康な体が何より大切!

精子の量と質は年齢が上がるにつれて減少します。活発な精子を守るためにも、健康的な体と規則正しい生活は何より大切です。20~30代は仕事やプライベートが忙しくなり、食生活や睡眠時間などが不規則になりがちですが、睡眠時間をきちんと取り、バランスのよい食事を摂るなど、基本的なことが正常な精子の量と質作りに繋がります。徹夜や夜更かし、飲み会続きなど無理のある生活を続けると、DNAの損傷率を高めてしまうことも。

妊活は二人三脚。お互いを思いやる気持ちを忘れずに。

夫婦だからこそ、喧嘩やすれ違いが起きることは当たり前。女性がクリニックの不妊外来を受診したり、排卵日予測検査薬で排卵の有無を確認したり、葉酸などのサプリメントを摂取するように、男性も精子検査キットを使って、自宅で簡易に自分の精子の状態を調べたり、抗酸化サプリメントを摂ったりするなど、できることを積極的に見つけてみてください。妊活は二人三脚で取り組むものです。夫婦二人、思いやりをもって同じ気持ちで取り組んで頂けたらと思います。

<専門家プロフィール>

順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科教授
辻村晃(つじむらあきら)
(日本生殖医学会生殖医療専門医)

■略歴
兵庫医科大学卒業
大阪大学医学部泌尿器科助手
米国ニューヨーク大学細胞生物学臨床研究員
大阪大学医学部泌尿器科学講師
大阪大学医学部泌尿器科病院教授
順天堂大学医学部附属泌尿器科先任准教授

※妊活白書2018 byロート製薬

出典元:ロート製薬株式会社

構成/こじへい

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