現行991型の最後を飾るスペシャルモデル「911スピードスター」
2018年末にもフルモデルチェンジが予定されているポルシェ911。現行の991型の最後を飾るスペシャルモデルがパリモーターショーに登場した。それがこの911スピードスターコンセプト。コンセプトの名が付いているが、これがほぼ市販モデルといっていいだろう。
スピードスターはポルシェ356以来、356および911シリーズに連綿と設定されてきたオープン2シーターモデル。標準の911よりも低めのフロントウインドウやダブルバブルタイプのトノカバーなどにより、スポーティさを際立たせているのが最大の特徴である。
991型スピードスターのトピックはエンジンとシャシー。歴代モデルはカレラ系をベースにしていたが、新型は最高許容回転数9000rpmを誇り、最高出力500psを発生する4.0ℓ水平対向エンジンをはじめ、多くの機能部をGT3と共有することになった。ボディは911カレラ4カブリオレと同じRR駆動モデルよりも幅の広いタイプを用いている。
なおクルマのお披露目と同時に、2019年前半での販売も発表された。価格は未定だが、1948台の限定販売になるという。
文/編集部 撮影/望月浩彦