少し前にTwitterで大きく話題となったものがある。
それはカプセルトイ、いわゆるガチャで出てくる玩具だ。
筆者はライターとして独立してから3年半経つが、その間にカプセルトイについて書いたことはなかった。Wi-FiやBluetoothを接続できるスマート製品だったり、どこかの町の伝統工芸品だったり、斬新なスマホアプリサービスだったりということは散々取り上げている。だから、ここでまさかカプセルトイについて書くとは思いもしなかった。
しかし、これがなかなかどうして優れた製品だったのだ。
関空で購入のカプセルトイ
関西国際空港。筆者はここからマレーシア経由でインドネシアへ渡航する最中だった。
フライト待ちで、ふと目についたのがガチャ。その中にこんなものがあった。
これは筆者も、Twitterで見たことがある。充電ケーブルを巻き取る便利グッズとして話題になった『カプセルコードリール』ではないか。
ワイヤレス充電が普及している昨今、それでも有線式充電はまだまだ有力な方式である。しかし、ケーブルというものは意外とかさばる。そこで工事現場によくあるコードリールを超小型化し、スマホの充電ケーブルのために利用しようというのがこの製品だ。価格は200円。
カプセルは黒色で、外から中の様子は見えない。それがまたドキドキ感を増幅させるようだ。何だか懐かしい気持ちでもある。
筆者が引き当てたカラーは黒。早速これに、充電ケーブルを巻いてみる。
今回はiPhoneの充電にいつも使っているものを使う。断線を起こしにくいよう、表面に編み上げが施されている。もちろんApple純正のものではないが、MFi認証は所得している。
側面の穴から外にプラグを通す。設置は非常に簡単だ。Apple純正のケーブルと先端部分のサイズが違っても対応できるようになっている。もちろん、LightningプラグだけではなくUSBプラグもカバーする。
あとは本物のコードリールと同様の感覚で巻き取ればいい。改めて見てみると、まさに工事現場とか工場の隅に置いてあるようなアレである。しかし、ケーブルは綺麗に巻き取られている。こうしておけば確かに断線の危険性も抑えられるだろう。