乗っていて楽しく感じるポイントは、SHIMANO製のコンポーネントで上から3番目にあたる「105」グレードを採用し、シフトなどの操作感がスムーズだ、というところにもあるのだろう。さらに最近のトレンドである、ロードバイク+ディスクブレーキの組み合わせで、加速した後や下りの際の安心感もかなり高い。
アシストモードを変更するスイッチが手元にあるのも、かなり評価が高い。やはりロードバイクは「余計なものがついていないのがかっこいい」もの。ドロップハンドの左右にスイッチがあるので、ハンドルから手を離さなくてもモードが変更できる。
シンプルなスタイルにまとめられたJR1ではあるが、速度やアシストモードなどを表示するモニター部分、電源部分は、アシストモードによってカラーが変わるので、直感的に自分の走行モードが分かりやすい。
リアにはハブモーターがついているが、それ以外の部分は通常のロードバイクのパーツと簡単に交換が可能だ。サドルやハンドルに巻くバーテープ、ペダルなどは自分好みのものに変えてカスタマイズを楽しむこともできる。ロードバイクのe-bikeということで、まったく別の乗り物ということを想像していたが、実際はほとんど普通のロードとして愛用していけるバイクだと感じた。
BESV
『BESV JR1』
27万6000 円
問い合わせ先/BESV JAPAN mail:info@besv.jp
・バッテリー:36V/7.0Ah
・アシスト可能距離:最大138km
・本体重量:XSサイズ:15.7kg、Mサイズ:16.0kg
取材・撮影/今 雄飛(こんゆうひ):ミラソル デポルテ代表。スポーツブランドのPR業務を行なうかたわら、自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン。