Google HomeとGoogle Home Miniの違いはどこにある?
スマートスピーカーとして「できること」も同じ、セットアップ方法も同じ。では、違うのは形と値段だけかというと、そんなことはない。
Google HomeとGoogle Home Miniの違いとしてもっとも大きなところは、やはり「スピーカー」だ。Google Home Miniは、スピーカーを簡略化して、全体としてサイズダウンを図り、低価格化も実現している。そのため、音質を追求するならGoogle Homeに軍配が上がる。
では、音質が上だからといってGoogle Homeを選ぶべきかというと、話はそれほど単純ではない。サイズが小さいというのは大きなメリットで、どこかへ持ち運ぶにしてもGoogle HomeよりGoogle Home Miniのほうが圧倒的に楽だ。とくに、スペースの限られたキッチンや車内などに置きたいのであれば、Google Home Miniを選ぶべきだろう。
Google HomeとGoogle Home Miniの違いを詳しく見てみよう
おもにスピーカーの性能を落とすことでサイズダウンを実現したGoogle Home Miniだが、それによって細かな操作の違いがいくつかある。代表的なところを紹介しよう。
【タッチ操作ができない】
Google Homeは、タッチセンサーで直接操作できるが、Google Home Miniではそれができない(音量調節は可能)。ただ、そもそも「声」で操作するのが基本の製品なので、それほど大きな問題ではないかもしれない。
【電源がUSB経由】
Google Home Miniは、マイクロUSBポートから電源供給する。本体が小さいこともあり、出先に持ち出して使用することも可能だ。つねに持ち歩く人は少ないだろうが、携帯性に優れることは使い道が増えることにもつながるだろう。
【色が選べる】
Google Home Miniは、チョーク、チャコール、コーラル(Googleストア限定)の3色から選べる。一方、Google Homeはホワイトのみのカラー展開だ。ただし、Google Homeは「ベース」と呼ばれる別売りパーツで「着せ替え」が楽しめる。
Google Home MiniはAmazonでも手に入るのか?
結論から言うと、Google Home Miniは、Googleストア以外でも問題なく手に入れられる。ただし、AmazonだとGoogle Home Miniは取りあつかっておらず、Google Homeのみの販売となる。(2018年11月現在)
Google Homeと、まったく同じことができるGoogle Home Mini。ただし、「スピーカーが劣っているだけの廉価版」ではなく、「サイズが小さく、携帯性に優れたモデル」ととらえるのが、正しい認識だろう。
たとえば3階立ての自宅など、広い空間をくまなくカバーリングするには、スマートスピーカーも何台も必要になる。それぞれの特性を理解し、リビングはGoogle Home、キッチンと寝室はGoogle Home Mini……のように、用途に応じて使い分けてみてはいかがだろうか?
取材・文/ねこリセット