自家製パン作りに熱中していた頃、スーパーや100均で安いパン切りナイフを何種類か買ったことがある。で、正直な話、パンくずがたくさん出る、断面がいびつ、底の部分が切れづらいなど、満足のゆくものはなかった。
では、ちょっと値の張るナイフが良いかというと、どうも使い勝手に難しさを感じるものが多かった。普通の包丁でパンを切っている人が多いのは、自分と同じ体験を経てきたせいなのかもしれない、と思ったり。
自分一人で食べる分には、別に包丁で切っても、手でちぎってもいいのだけれど、ホームパーティーなどの場で提供するなら、パン切りにもこだわりたい。
どんなパンでも「楽々切れる」!?
というわけで、今回紹介するのは、どんなパンでも「楽々切れる」と前評判の高いパン切りナイフ「せせらぎ」。
「せせらぎ」の外観の特徴は、刃の形状が緩やかなカーブになっていること。先端部分は、パンのふちが切りやすいストレート、先端近くは固いパンの表面に食い込める大波、そこから刃元に向かって、パンくずが出にくく断面がきれいに切れる小波になっている。
刃渡り全体の長さは223mmと、使い勝手と収納性の両立を考えたほどよいサイズ。
刃の素材は、切れ味が長持ちするモリブデンバナジウム鋼で、この形状とあいまって「切る時に余計な力がいらず、気持ちいいほどよく切れる」という。ちなみに、「せせらぎ」の名称の由来は、「せせらぎを泳ぐ魚をイメージ」して、全体のフォルムをデザインしたことから。