スマホとカーナビの連携で快適ドライブ
スマホとカーナビを連携させるメリットは色々とありますが、やはり一番メジャーなところとしては『音楽』でしょう。多くの人が、スマホにお気に入りの音楽が入っているはずです。スマホでカーナビから流れる音楽をコントロールできれば、後部座席からでも曲を変えるなどの操作が可能で、運転者が操作をする必要がなく、運転に集中することができます。
カーナビがBluetooth対応であれば接続も簡単。仮にBluetoothに対応していなくても、Bluetoothレシーバーを別途購入すれば、スマホと無線で接続が可能です。スマホとカーナビの種類によって細かい操作は変化しますが、いずれにしてもさほど難しい作業ではなく、快適に音楽を楽しめるのでぜひチャレンジすると良いでしょう。また、USB等による有線接続も可能です。
スマホとの連携に強いパナソニックのカーナビ
スマホ連携機能『DriveP@ss』を搭載したパナソニックのカーナビは、多彩なスマホアプリと連携が可能です。音楽再生だけでなく、yahoo! ニュースをナビ画面に配信、スマホ内の動画コンテンツを再生、情報が収録されていない楽曲の曲名、アーティスト名を検索など、多彩なアプリがDrive P@ssに対応しており、楽しみ方の幅がグッと広がります。
ストラーダ CN-RX05WD(パナソニック)
カーナビとしての性能はもちろん文句ナシで、さらにエンターテイメントに関する機能も充実している。ブルーレイを搭載し、音声は高品質なハイレゾ音源をそのまま再生可能。スマホで目的地を設定することができるカーナビコントロールアプリ『NaviCon』にも対応。
スマホとカーナビをBluetoothで接続すると動画が見られない!?
スマホとカーナビを連携して動画を楽しみたい、という人も多いでしょう。Youtubeなどをスマホより見やすく音も良いカーナビで鑑賞できるなら、同乗者にも喜ばれます。ただ、音楽やちょっとした文字情報程度ならBluetoothでも問題ないのですが、動画ほど大きなデータとなると、スマホからBluetoothでカーナビまで飛ばすのは困難です。
もし、スマホの画面をカーナビに映したい場合は、HDMIケーブルで接続、HDMIケーブルと変換アダプターを使用して接続など、使用しているスマホ&カーナビの種類に応じた接続用のケーブルを用意する必要があります。
また、スマホからカーナビへ無線で映像を飛ばすためのアダプターも存在します。有線に比べてコストはややかかりますが、「ケーブルでごちゃごちゃするよりマシ!」という方はチャレンジしてみると良いでしょう。
インターフェースアダプター IF30(ビートソニック)
有線/無線のどちらの接続方法にも対応。対応機種をホームページでチェックすることができるので、自分が所有するスマホ/カーナビに対応しているかどうか、購入の際には事前確認必須。
オフラインでもスマホのカーナビは使えるの?
最初から最後まで走行中常時圏外、なんていう状況はあまりないと思いますが、途中で山道などを通過するなど、部分的に電波が途切れがちになることは多々あるでしょう。そんなとき、ナビが機能しなくなると不便ですが、心配はいりません。オフライン環境にも対応した優秀なカーナビアプリを紹介します。
Googleマップ
目的地の候補検索や周辺施設など豊富な情報量が魅力。現在地の共有や、実写のストリートビュー切り替えなど多彩な機能あり。
Yahoo! カーナビ
検索されるルートや表示の見やすさなど、ナビとしての基本性能の高さに定評のある人気アプリ。一時停止や踏切などのポイントをお知らせして、安全運転をサポート。
TCスマホナビ
トヨタが車載カーナビのノウハウを詰め込んだスマホナビアプリ。他のユーザーの実走行データを参考に交通情報を案内する。
オフライン対応とはいえ、地図情報の更新やルート検索はオンラインの環境下で行う必要があるので、最初から完全にネットが遮断された環境では使用が困難なのでご注意ください。
上記の3つのアプリはいずれも無料アプリです。自分の好みに合うかどうか、試しに使用してみることをおすすめします。もしこれらのアプリに満足がいかなければ、定番の高評価アプリ『カーナビタイム』など、有料版にもチャレンジしてみると良いでしょう。
取材・文/太田史郎