出始めの頃は現在位置が海中であったり、道なき道を行くように指示されたりと問題の多かったスマホのナビアプリですが、今ではかなりブラッシュアップされ、「カーナビはスマホで充分」と言って良いレベルにまで成長しました。メーカー/ディーラーオプションで取り付けるカーナビに比べて大幅に価格をおさえることができ、もはやスマホのナビアプリを使わない手はありません。
本記事では、スマホをカーナビとして快適に利用するための活用術を紹介していきます。ぜひ、参考にしてください。
スマホのカーナビ使用『通信料は大丈夫?』
せっかくスマホでカーナビ代を浮かしたのに、通信料を莫大に請求されては元も子もないでしょう。ですが、心配はいりません。ナビアプリで使用するデータ通信の容量は、それほど多くはありません。使用するアプリの種類や、設定内容などで違いは出てきますが、1時間のナビアプリ使用でもせいぜい10MBといったところ。Youtubeで言うとHD高画質720Pで1分前後の動画を鑑賞した程度の通信容量なので、ほぼ気にしないで良いレベルでしょう。
それでも気になるという方は、地図の表示方法をシンプルなものに設定すると良いでしょう。詳細な情報を表示する航空写真などは、データ通信の容量が多い傾向にあります。
スマホを固定する方法
自分で取り付けをするか否か。これもカーナビとスマホナビのどちらを使用するかで、選択に影響するポイントかも知れません。カーナビはだいたいメーカーやディーラーの方で取り付けておいてくれますが、スマホは当然ながら自分で設置することが多いでしょう。そのひと手間が面倒という方もいるかも知れません。
しかし、便利なスマホ用ホルダーがたくさんリリースされているので、心配はいりません。いずれも簡単操作で、価格もお手頃。多彩なタイプの商品があるので、きっと自分の環境に合った固定用のホルダーが見つかるでしょう。
スタンダードなロック式
アームがガシッとスマホを挟み込んでロックするオーソドックスタイプ。スマホホルダーとして最も一般的な形で、多彩な商品がリリースされています。
EasyOneTouch2(SmartTap)
ワンタッチでロック&リリース可能な簡単操作。ホルダー自体を固定するための粘着ゲルは、ポリカーボネート(プラスチックの一種)の本場ドイツで生産しており、ザラザラのダッシュボードや、湾曲した部分にもしっかり吸着する。
マグネット式
マグネットシートをスマホに貼り付け、磁力によってスマホとホルダーを固定するタイプ。「スマホに磁石を近づけて大丈夫?」と心配になる方も多いかと思いますが(筆者はそうです)、どうやらスマホを固定する程度の磁力であれば問題ないようです。ただし、クレジットカードやスイカなどのICカードは磁石に弱い一面もあるので、スマホケースにカード類を収納している人は注意が必要です。
Small Ears Series(Baseus)
アームでロックするタイプよりもコンパクトで、見た目もスッキリ。スマホの固定はマグネットで貼り付けるだけなので、簡単に着脱が可能。
エアコン吹き出し口取り付けタイプ
吹き出し口にスマホホルダーを設置。差し込みやすい形状を利用した設置方法ですが、吹き出し口の形状によっては安定しない場合も多いので、購入の際には自分の車のエアコン吹き出し口の形状と、その商品の相性をチェックしておくべきでしょう。シンプルな作りで、軽量コンパクトな商品が揃っています。
車載スマホホルダー(ZENBRA)
取り外しボタンを搭載しており、片手で簡単にリリース可能。接触面に滑り止めゴムが貼られているので、スマホを傷つけることなく固定できる。