今回は2013年?2014年でPCAudioLabが取り上げてきたUSB/DACの中から、音質重視でベストバイモデルを選んでみよう。システム構成によってはDAC内蔵型コンポも含まれる。DACはその半分がデジタル回路と言っても過言でない。いや過言なのかもしれないが、従来のオーディオの常識が通用しないコンポなのだ。例えばUSB接続したPCから電源が供給されるバスパワーなどオーディオ道からすれば言語道断だが、音が悪いとは限らない。知名度の高いブランドだから、また物量を投入したから、いい部品を使ったから音がいいとも限らない。そのような先入観に振り回されず8台のDACを選んだ。
PCAudioの一歩を踏み出すDAC内蔵プリメインアンプ
最も手軽にPCAudioを始めるなら、DAC+アクティブスピーカーである。手持ちのスピーカーを活かすならDAC内蔵プリメインアンプという方法もある。選べるスピーカーの種類も増えるし高音質な小型スピーカーも使える。『DDA-100』は高さ48mmのスリムなボディーに50W+50W(8Ω)のパワーアンプを内蔵して、本格的なブックシェルフスピーカーもドライブできる。デジタル入力がUSBが96kHzまで、DSD非対応なのが惜しいが、デスクトップシステムをスタートさせるのに相応しい1台だ。
NU FORCE『DDA-100』実勢価格約5万8800円
先進技術をスリムボディーに詰め込んだデジタルアンプ