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続けて、同じ夏目漱石『こころ』の冒頭部分を約1分間録音し、テキストに変換してみた。
原文はこちら。
私(わたくし)はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚(はば)かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執(と)っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字(かしらもじ)などはとても使う気にならない。
私が先生と知り合いになったのは鎌倉である。その時私はまだ若々しい書生であった。暑中休暇を利用して海水浴に行った友達からぜひ来いという端書(はがき)を受け取ったので、私は多少の金を工面して、出掛ける事にした。私は金の工面に二、三日を費やした。ところが私が鎌倉に着いて三日と経たないうちに、私を呼び寄せた友達は・・・
変換されたテキストはこちら。
0:00:00 – 0:00:19: 私わ その人常に先生と呼んでいたいんだから ここでも多田先生と書くだけで本名は撃ちぬけない これは世間はかる援助というよりも その方が私にとって自然だからである 私はその人の記憶を呼び起こす方にすぐ
0:00:19 – 0:00:36: 生徒痛くなる プレオ とても心持ちは同じことでの涼しい頭文字などは とても使う気にはならない 私が先生とciaになったのは 鎌倉である その時 私は まだ若い
0:00:36 – 0:01:01: <ERROR!>
ところどころ文章が破綻しており、36秒より後はエラーで変換されていない。これは個人的な問題だが、長くしゃべるにつれて、滑舌も悪くなりがちなので、その分、変換の正確さも低くなるようだ。