■Introduction
デスクトップのシステムをどんどん高音質化しているくと、音楽に聴き入ってしまい仕事が進まないという現象が発生した。これでは困る。ひたすら高音質を求めてきたが、もっとナローレンジで聞き流せるようなBGMシステムが必要ではないか! そこで注目したのが真空管アンプだ。真空管のイメージと言えば、ナロー&メローの心地良い音、ヒーターの赤い光を見るだけでココロが癒される。そして現代のアンプと張り合うようなハイファイ指向ではなく、あくまでも昔の真空管アンプに注目した。探してみるとやはり中国製が安い。例えばエレキットの6L6GCシングル真空管キット『TU-8200』は6万3000円だが、これが中国製の和山通商『手作り6L6GC シングル真空管ステレオパワーアンプ』なら、わずか1万6200円なのだ。もちろん回路や使っている部品、機能などに違いはあるが、驚くほどハイコスパなことは否めない。
私が気に入ったのは、移動無線用の小型送信管である双5極管を使ったパワー&ヘッドフォンアンプだ。何しろこの真空管の形が面白い。角のように見える2本の端子に丸っこい形を見ているだけで癒されそうだ。どんな音がするか想像もつかない。Webで検索してみたが音に関しての記述は皆無だった。価格は1万5900円とこれまた安い。私はデスクトップにも置けるタテ型デザインの『グレUP ! FU32シングル真空管ステレオパワーアンプヘッドアンプ』2万400円を選択。送料は日本全国1500円なので振り込み金額は2万1900円だった。タオバオ便などの代行業者を通さず、直接、中国にオーダーできるので、振り込みから製品が届くまで最短3日、私の場合は15日に注文して19日に到着した。しかもWebからトラッキングもできる。
真空管アンプは航空便で送られ、その経過はWebサイトからチェックできるので安心だ。日本国内は佐川急便が配達する。