小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

60年代後半の横浜の不良とクルマのカルチャーが蘇る『ヨコハマ・グラフィティ ザ・ゴールデン・カップスの時代展』

2014.08.20

■公道レースも行なわれた大らかな時代

 8月18日には、トークショーが開かれ、当事者であった小金丸峰夫氏と宇野規久男氏にカーグラフィック社社長の加藤哲也氏が当時のことを訊ねていた。トークショーのテーマは「クルマとヨコハマ」。宇野氏が当時乗っていたトヨタ『スポーツ800』に乗って山下町を走っていたところ、同じ『スポーツ800』に乗った小金丸氏が追い掛けてきて、話し掛けたことがすべての始まりだったという。

60年代後半の横浜の不良とクルマのカルチャーが蘇る『ヨコハマ・グラフィティ ザ・ゴールデン・カップスの時代展』

「今度、綱島でレースをやるから、よかったらその“トヨハチ”で君も出場しないか?」

 ここで言うレースというのは公道レースのことである。もちろん正式のレースなどではない。交通量の少ない広い道路へ、夜な夜な集まり、競い合うという他愛のないものだ。ちょうど日本のスポーツカーが多く生み出されていたタイミングでもあり、1ドル=360円の時代ということもあって、ひじょうに高価だったため、輸入車は現在のように一般的な乗り物ではなかった。

 それでも、メンバーたちの乗るクルマは、トヨタ『スポーツ800』のほか、ホンダ『S600/800』、日産『フェアレディ』、いすゞ『ベレットGT』など多彩だった。宇野氏は、その後、トヨタ『2000GT』や『フェアレディZ』などを乗り継いでいったという。

「今と違って、大らかな時代でしたから」

 それは横浜に限ったことではない。杓子定規でギスギスしているのは日本全国どこに行っても変わらない。いかに大らかな時代だったかは、写真に写っている不良たちの、朗らかな表情に表われている。

60年代後半の横浜の不良とクルマのカルチャーが蘇る『ヨコハマ・グラフィティ ザ・ゴールデン・カップスの時代展』

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。