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衝撃を受けた日本未導入のポルシェ『カイエンS ディーゼル』の実力

2014.09.24

■驚くほど静かなエンジン音

 感覚的な表現については、ご容赦いただきたいのだが、ディーゼルエンジンの独特な加速感は『カイエン』のような大型SUVにマッチしていると思う。低回転域でも十分にパワーとトルクが出ているから、結果的にガソリンエンジンのように回転を上げなくてもすむ。そこが静粛性の高さにつながっていく。とても静かだ。

 少なくなったとはいえ、いまだに日本でディーゼルというと、昔のトラックのそれのようにガラガラという騒音と黒い煙がイメージされてしまうけれど、事実はその反対で、走行中は静かだ。静かな理由は、回転数を上げずにすむことと、精密な燃料噴射ポンプの開発をはじめとする技術革新がなされたことによって、現代の乗用車用ディーゼルエンジン自体が静かでクリーンになったことによる。

 わかりやすい証拠として、長い上り坂を80km/hぐらいで走っている時に、ダッシュボード中央のアナログ式時計の秒針が1秒ごとに刻むチッ、チッ、チッという音が聞こえてきたことを報告したい。最初は、僕も耳の錯覚かと思ったがそうではなかった。それだけ静かなのである。

 ディーゼルエンジンを積んだ2種の『カイエン』は残念ながら日本には未だ導入されていないが、この静けさと好燃費と怒濤の加速力は、一度体験するとやみつきになる。日本でも一定数のユーザーを獲得することは間違いないだろう。

衝撃を受けた日本未導入のポルシェ『カイエンS ディーゼル』の実力

文/金子浩久(かねこ・ひろひさ)

金子浩久

モータリングライター。1961年東京生まれ。新車試乗にモーターショー、クルマ紀行にと地球狭しと駆け巡っている。取材モットーは“説明よりも解釈を”。最新刊に『ユーラシア横断1万5000キロ』。

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