ケータイの電話番号に営業電話が急増。向こうも商売なので必死だが、こちらも迷惑極まりないので対応策を講じてみた。
このところ、ほぼ1日おきぐらいでケータイに迷惑電話がかかってくる。具体的には、不動産投資などの営業電話が多いのだが、時間場所を問わずかかってくるので鬱陶しいことこの上ない。
突然、営業電話が増えた原因は、某通信教育会社の名簿流出なのは明らかだ(それまで、ケータイ宛にかかってくる営業電話はSゼミのみだったので)。名簿がどんどん広がっているのを実感する。
こうしたケータイ宛の営業電話は今後も増え続けるだろうと予測できる。これまでコスト高だった通話料が定額になり、格安のIP電話サービスも増えているからだ。実際に、通知される番号を見ても、海外経由のIP電話が多いことがわかる。
●どうやって営業電話を切るか
営業電話は、先方も必死に話術を磨いているので、ちょっとでも会話に入ると電話を切るのに一苦労する。一方的にガチャ切りしてもいいのだが、社会人としてのマナーを兼ね備えている人にはなかなか難しいのではないだろうか。
ちなみに、営業電話も数多く受けていると、最初の一言二言ぐらいで、それと分かるようになる。傾向としては、遠回しに会話をしてくること。営業電話だとわかるとすぐに切られるので、それを回避するように、最初は具体的な話をしてこない。会社名などはさらっと名乗るものの、こちらに「もしかしたら仕事関係からの電話かな」と思わせて、反応を見ながら本題に入っていく。「○○さんのお電話でよろしかったでしょうか?」「下のお名前は○○とお呼びすれば良いですか」など、そのぐらいなら普通応えるだろうという所から入ってくるのだ。
そういうやりとりがまどろっこしいので、「これ営業電話なの?」とこちらから聞くことにしているが、最近は「はい、そうです」とは答えてもらえなくなった。最初のうちは、こちらも割とていねいに「営業とかお高い時間の無駄になるだけだと思うよ」なんて言っていたが、最近はどれだけ短い時間で切るかを自らの課題にしている。実践しているのは次の2つ。
その1「驚愕法」
営業電話だと気づいたら、会話の途中でも「アーッ!」と何事かが起きたように大声を出す。向こうは、なにが起こったかと考え、一瞬思考が止まる。そして、「今ちょっと、都合悪いので」と言って切る。「なにが起こったんですか?」などと聞かれることはまずないし、聞かれたとしても、答える義理もない。「ちょっとアレなので」と言えば、電話を切らしてくれる。
その2「マナー利用法」
営業電話だと判断した時点で、「すいません、今電車の中なので…」と言う。これで、話し続ける人は今のところいない。「改めておかけします」と言うが、すぐに着信拒否してしまう。迷惑電話には、その程度無慈悲になっても構わないだろう。この手を使うには、普段から知らない番号からの電話には小声で出るようにクセを付けた方がいいだろう。
ほかにも思いついたのだが、手の内はまだ見せないでおく(笑)。とりあえず、電話を切ったら、次の方法で着信拒否設定しておこう。相手が再度かけてきても話中のプープー音しか流れない。勘の良い営業マンなら着信拒否されていることを理解し、ターゲットから外してくれるだろう。
●iPhoneでの着信拒否設定
iOS 7以降は着信拒否がiPhone単体でできるようになった。ただし、拒否設定できるのは通知されている番号のみで非通知の着信拒否はできない。