女性に向けて恋愛コラムを書いていると、よく“スマートな男性”という表現が出てきます。この“スマートな男性”のことが、とにもかくにも、女性は大好きなんです! 手っ取り早く、オトコを上げたいと思ったら“スマートな男性”って奴を目指すのが近道のようです。でも“スマート”と言っても何をすれば、女性にそう感じてもらえるのか、よくわからないという方も多いでしょう。今日はそんな、男性にとってつかみにくい“女性が思うスマート感”に迫ってみたいと思います。
■女性が好きな“スマートさ”の正体は……
スマートというと、お洒落であることをイメージする人も多いでしょう。ですが、女性の声を集めてみると、もちろんお洒落にこしたことはありませんが、そこに付随する“リードする力”にスマートさを感じていることがわかります。男性にスマートさを感じる瞬間はどんな時か? と質問をして具体的なエピソードを集めてみると、
「外回りしている時、先輩がさっと重い荷物を持ってくれた時」(20代)
「ケータイをお店に忘れた時、友だちが気づいたら番号を検索してお店に連絡を取ってくれた」(20代)
「お店で何を頼もうか迷っていると、彼が店員さんにおすすめを聞いてくれた」(30代)
このように、何気ないことでも、意識しすぎることなく、さらっと女性をリードしたり、サポートしたりする男性のしぐさに、女性はキュンとなりやすいようです。
■気を遣いすぎて空回りする男性の失敗例
ただ、女性に気を遣いすぎるあまり、空回りする男性のエピソードも聞こえてきます。
「気になる男性と遊びに行く予定を立てた時、場所も食べ物も全部好きにしていいって言われ、優しさというより押しつけられている印象を受けました」(30代)
「お会計で全額支払おうとしてくれたのですが、レジで『10円玉ない?』って言われた時、無理しなくていいのにと思ってしまった」(20代)
これらは、一生懸命さが仇となってしまったエピソード。スマートさは、突然、醸し出せるものではありません。「気を遣う」ということの目的が、相手のことを思ってというより、自分が失敗なく、カッコよく、こなすことにあるように感じられます。あくまでも一緒にいる相手に気持ちよく過ごしてもらうこと、このおもてなしの精神を忘れないでほしいですね。