■ブラックジョークがやめられない男性
「上司は、誠実で真面目な人ですが、とにかくギャグが寒い。ちょいちょい、ルー大柴みたいな、アメリカンジョークを入れるのですが、誰もリアクションしないんです。この前もちょっと気さくな取引先の前でもかましていたので、本当に『やめて?』と思いました。周りから寒いと思われていることに、早く気づいてほしいですね」(30歳・印刷関係)
「元上司は実績こそ出していたのですが、下ネタがすごかった。新婚の子にも平気で“旦那とはヤッてんの?”的な質問を浴びせていて、周りは女性だけでなく、男性もみなドン引き。最近、支店に飛ばされたようですが、今の時代よく訴えられないなと思いますね」(37歳・経理)
■自分の基準外のモノを拒絶する男性
「以前、勤めていた小さな会社の役員は、自分の基準をクリアしないことは絶対に、認めないタイプでした。だから新しい企画を通すののにも一苦労。もちろん、お金が絡むことだから、いろいろ慎重になるのはわかるのですが、慎重な上司を見越して、こちらもあの手この手で周到に準備を重ねているのに、『それ、前例ないしさぁ』の一言で片付けられると、部下はやる気が失せますよね」(30歳・Webディレクター)
「最近、仲よしの女性社員が結婚したのですが、結婚報告をした際に上司が『結婚したんだから、会社辞めるんだよね?」的な発言をしているのをみて驚きました。で、本人が『辞めません』と言うと、今度は『旦那さんとの時間を大切にしたほうが…』と軽い口調で諭していて“昭和かよ”って思いましたね」(30歳・営業事務)
こうして女性たちの話を聞いていると、あらためて、女性が職場の男性の所作を細かく覚えていることに気づきます。そして、男性より女性のほうが、相手の仕事力以上に、人間性を重要視しているように感じました。人望は、いつか自分の身を助けるもの。仕事でも人生でも、関わった人たちを常に大切にしながら人間関係を育みたいものです。
★今日の教訓
デキる男は「態度」と「言葉」に裏表がない
文・イラスト/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。現在多方面にて活動中。ブログ(http://oshimarie.com)