■料理自慢はすごいけど、料理批判もすごい男性
最後は、趣味の料理がいきすぎて、女性をイラッとさせる男性の話。料理好きな男性の場合、総じて女性からの好感度も高いものですが、やり方次第ではその好感度も地に落ちてしまうようです。教えてくれた女性の男友だちは、結婚と同時に料理を始め、今や速水もこみちばりの料理男子っぷりを発揮しているそうです。夫婦のホームパーティーに呼ばれた際は、手料理によるもてなしと同時に、料理をあまりしない女性たちに対して頼んでもいないのに面倒な指導が始まるのだとか。
「マリネなら10分もあれば作れるんだし、○○ちゃんもこれくらいやりなよ」
「やっぱり高い鍋だと、火の通りが違うんだよ! ○○ちゃんわかる? わかんねーかな」
「料理がこれくらいできないと結婚する時、苦労するよ」
長年の友だちだからこそ、言えるのかもしれませんが、彼女としては彼の上から目線に対し、ただただ、ウザいと思うしかないようです。でも奥様としてみれば、ここまで料理にハマってくれる旦那様はありがたいのかもしれません。内側から見るか外側から見るかで、見え方はずいぶんと変わるものです。
今回は、趣味を愛しすぎてちょっと面倒になってしまった、3名の男性のエピソードを紹介しました。男性のほうが女性より知識を話したがる傾向が強いですから、今回の行動は女性からしてみれば、よくある話に聞こえるかもしれません。趣味というものは自分自身が楽しむことに意義があります。それを周りに無理やり強要しないよう、気をつけましょう。
★今日の教訓
“趣味の目的”をはき違えると周りの評価も下がる
文・イラスト/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。現在多方面にて活動中。ブログ(http://oshimarie.com)