■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
突然ですが、あなたの趣味は何ですか? 最近、男性誌を見ていると、コーヒー、日本酒、プラモデル、スニーカーなどなど、もっぱら趣味心をくすぐる特集が目立つような気がします。仕事以外に、何か好きなことや極めたいことを持つのは素敵なことだと思います。ところが、中には没頭しすぎて、周りの女性たちからウザい……と思われてしまう男性もいるようです。今日はそんな、趣味に凝りすぎて、周囲にウザがられてしまう残念な男性たちのエピソードを紹介したいと思います。
■天気が悪いと元気がなくなる自転車好きの男性
初めは、最近筆者の周りにも多い自転車好きの男性の話から紹介します。教えてくれた32歳の女性は、ズバリ彼のことを「カメハメハ大王」と命名しているそうです。自転車レースが趣味の会社の同僚は、立ち話をするといつも自転車について話が止まらなくなるほどの愛好家。無趣味の彼女からすると多少うらましさもあるそうですが、面倒なのはその好きの度合いなんだとか。
雨が降ると仕事中にも関わらず「あ?雨かよ?、いつまで降るのかな?、週末大丈夫かな?」と、一日中、窓を見ながらボヤき続けるといいます。そして、豪雨や台風の日となると「もうテンションが上がらない。帰りたい…」と深刻そうにつぶやき、残業が続くと「自転車の手入れしないといけないのに…」なんて愚痴が始まるのだと。ここまでくると、リアクションするのも面倒になり、彼女も思わず「黙ってろ!」と叫びたくなるそうです。ちなみに「カメハメハ大王」の由来は、天気ひとつで気分が変わりすぎるからなんだとか(笑)……うーん、会社を休まないだけよしとすべきなのでしょうか。
■薀蓄はたっぷりなのに、一杯も珈琲を飲ませてくれない男性
続いては、最近これまた増えている珈琲好きの男性の話。教えてくれたのは、その男性の部下の20代後半の女性。40代後半で、バツイチ独身の上司は、珈琲の資格を取ってしまうくらいの珈琲好き。ちょっと豆にこだわった喫茶店の話をすると、ほとんどを知っているというマニアっぷり。それはそれで素敵なんですが、仕事の合間に世間話をしていると、毎日のようにコーヒーの話をし続けるのに、彼女は上司に美味しいコーヒーを一度もごちそうになったことがないのだとか。
彼女としては「どこかに連れて行けとは思わないけど、そこまで熱弁するぐらいならコーヒー豆でも少し分けてくれれば、こっちも興味が持てるのに。いつまでも言葉だけで説明されても、話が面白くてもひたすら自慢話を続けているようなもの」そう冷静に話してくれました。確かに食べ物自慢は、実際に話すよりも味わってもらったほうが相手にも伝わるものです、その上司の方は、きっとただ自分の好きな話を、好きなだけしたいだけなんでしょうね。