昨年から8インチ前後の液晶を搭載した、小型Windowsタブレットの低価格化が進んでいる。低価格化にはMicrosoftが「Windows 8.1 with Bing」の提供を開始したことにより、Windows 8.1を実質無料で搭載できるようになったことが一因となっている。現在では大手メーカーだけでなく直販メーカーなどからも多数販売されており、価格は2?3万円台が主流となっているようだ。
Windowsタブレットが2?3万円で手に入るのなら買ってみたいと思っている人は多いと思う。反面、どの程度使えるのだろうかと疑問に感じ、二の足を踏んでいる人もいるのではないだろうか? また、現在発売されているWindowsタブレットのOSの多くは8.1なので、Windows 10にアップグレードしても大丈夫なのだろうか?と不安に思っている人もいるだろう。
そこで今回は実際にWindowsタブレットを購入し、OSをWindows 10へアップグレードして色々試してみることにした。
■どの商品を購入するか?
安価なWindowsタブレットは各社から発売されているが、CPUは大半が「Atom Z3735F 1.33GHz」を搭載しており、違いはメモリやストレージの大きさ、外部インターフェイスなどとなっている。どの商品を購入するか悩んでいたとき、気になる商品が目に留まった。iiyamaの『9P1150T-AT-FEM [Windows 8.1 with Bing搭載]』(以下『9P1150T-AT-FEM』とする)だ。液晶サイズは8.9インチWXGA(1280×800)メモリは2GB、ストレージは32GBとスペックは標準的だが、この商品には専用のキーボードカバーが付属して価格はなんと2万4400円!この値段でノートPC感覚でも使えるのであればかなり面白いのではないか?と感じ、さっそく購入することにした。なお、この商品は「パソコン工房」での専売となっているようだ。また、Officeが必要という方は、『9P1150T-AT-FEM [Windows 8.1 with Bing]+[Microsoft Office Home and Business 2013]』か、マウスコンピューターから販売されている同型商品『WN891』に「Microsoft Office Home & Business 2013」が搭載されているので、こちら購入するのが良いだろう。どちらも2万9800円と非常にお買い得である。