■Design
デザインはOLYMPUS『OM-1』を思わせる。特にシルバーモデルはかなり寄せてきている感じだ。電源スイッチも『OM-1』の形状を採用しつつ、ONの先にフラッシュのポップアップがある部分は『OM-2』と同じという凝った作りになっている。フラッシュを内蔵したためペンタプリズム風の部分のエッジが膨らんだのが残念。ここは『OM-1』と同じくホットシュー分離型にして、ビシッと尖らせて欲しかった。グリップは斜め上がる形状だが厚みがなく持ちにくい。オプションの『専用グリップECG-3』が必須。電池を厚くしてグリップも厚くしてもらいたいところだ。フロント&リアダイヤルはサイズと位置が見直されて操作しやすくなり、特にEVFをのぞきながら露出補正するのが快感になる。キットレンズの『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ』はパンケーキ並みの薄さで28~84mmをカバーするパワーズーム。レトロなデザインが『OM-1』の世界観に合致する。
Nikon『F5』と並べるとミニチュア一眼レフかと思えるほどコンパクトなボディ。ボディもレンズも小型軽量、これがマイクロフォーサーズのメリットなのだ
メインスイッチが2段式になっているのは『OM-2』の切り替えにソックリだ