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音の粒立ちとなめらかさが絶妙!YAMAHAの高級プリメインアンプ『A-S1100』

2015.10.20

■Performance

柴崎コウ「こううたう/桜坂」(96kHz/24bit)を聴くと、音色はややウォームで、高域はさわやかな感じ、全体的に自然で、ことさら粒立ちの良さを強調しないアンプだ。佐咲紗花 & TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND「SAYAKAVER./ウィッチ☆アクティビティ」(DSD64)では、歯切れがよく透明感がある。どんな音楽でもぬるま湯浸かるような音ではなく、録音された状態を忠実に再現してくれるようだ。

MAIN INを使って、リファレンスのパッシブボリュームEL SOUND『highendvolume XLR custom』を接続する。これで純粋なパワーアンプでスピーカーを駆動することになる。情報量が増え解像度が上がった。音のメリハリは先ほどより穏やかになり、おとなしくなった。特に高域の輝き、艶、色っぽい感じが後退して、ややクールな方向に振られた。それでは『A-S1100』のプリアンプ部のみを使うとどうなるか。サー・エイドリアン・ボールト「ホルスト:惑星/火星」(96kHz/24bit)を再生すると楽器の響きがいい。ダイナミックレンジが広がり、音楽にスケール感が出てきた。

■研究結果

YAMAHA『A-S1100』は、かなり強力なドライブ能力を持った高級プリメインアンプであり、音色はややウォームで、高域に華やかな響きがある。音の粒立ちとなめらかさがちょうどいい位置でバランスしたアンプで音楽ジャンルを選ばずに楽しめる。プリとパワーを分離する機能があり、私はパワー部より、プリアンプ部を独立して使う方がYAMAHAの個性が発揮されて面白いと思った。デザインこそ70年代の名機『CA-1000』の流れをくんでいるが、その音はハイレゾ時代にマッチしており、高域にYAMAHAテイストが加わった魅力的なものに仕上がっていた。

●『A-S1100』は華やかな高域が魅力
●『A-S1100』は低域のドライブ能力もある
●『A-S1100』はセパレートアンプとしても使える
●『A-S1100』のリモコンは意外と便利

(文/ゴン川野)

ゴン川野のPC Audio Labオーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!

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